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侍ジャパンが壮行試合で中日に2-7で完敗。松井裕樹は1回を投げ切ることができず4失点と炎上(写真は資料:YUTAKA/アフロスポーツ)
侍ジャパンが壮行試合で中日に2-7で完敗。松井裕樹は1回を投げ切ることができず4失点と炎上(写真は資料:YUTAKA/アフロスポーツ)

本当に大丈夫?!投打に不安を露呈して中日に完敗の侍ジャパンで見えてきたWBC本番で「使える選手」と「使えない選手」

 大谷は素晴らしいコミュ力を発揮。ダルビッシュに続き、二刀流でメジャーを席巻しているMVP男にふさわしい独特の空気感をチームに持ち込んだ。 
 メジャーとの規定で、メジャーリーガーは6日の阪神戦、7日のオリックス戦の2試合にしか出場することができないが、栗山監督も「中(室内)でバットを振っている姿見ていると元気そうなんで安心しました。」という。吉田も来日、5日の練習からチームに合流することになる。
 橋上氏は「鈴木誠也の辞退は栗山監督にとって誤算だと思うが、メジャーの3人が加われば、ガラっと打線が変わる可能性がある」と見ている。
「ヌートバーは守備も含め、どれだけやれるのか不透明だが、メジャーで慣れた1番で起用し長打力のある大谷を2番に置けば2人で点が取れる。ただしヌートバー、大谷、近藤、村上、吉田と上位打線候補に5人も左打者が並ぶので、好調の牧、岡本、国際試合の経験が豊富な山田といった右打者をどう打線に当てはめていくのかが重要になってくる。私は左右関係なく左打者を5人並べていいと考えるが、メジャーリーガーの強化試合への出場が2試合では調子を見極めることも打線のつなぎを見極めることも難しい。おそらく本番では3戦あたりまでは、我慢して使うことになるので6、7日は、本番想定の打線を続けて組むべきだと思う」
 橋上氏は、こう提言した。
 頭を悩ませるのは二塁と一塁の人選。
 橋上氏は、「実績のある山田を外すのは勇気がいるのかもしれないが、牧を二塁、岡本を一塁で起用するのが現状のベストでは」という意見を持つ。
 9日の中国との初戦までテストマッチは残り3試合。
 栗山監督は、しっかりと前を向く。
「明日までメジャー組が参加できない。本番想定をしていかねばならないところまできているので、考えながら全選手がいい形で公式戦に入っていけるように考えていきます。僕もそう。これだけの選手たち、自分でやらねばならないことをわかってくれている。自分自身がやるべきことをしっかりとやって本番へ向かっていきたい」
 今日4日の中日戦には千葉ロッテの“完全男”佐々木が先発予定だ。
(文責・RONSPO編集部)

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