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開幕を前にパ・リーグの6球団の監督が集まり会見を開いたが“前哨戦”は日ハム新庄監督の独断場だった
開幕を前にパ・リーグの6球団の監督が集まり会見を開いたが“前哨戦”は日ハム新庄監督の独断場だった

全パ監督会見で独壇場?!なぜ「優勝は狙わない」はずだった日ハム新庄監督は2年目の開幕を前に今季は優勝宣言をしたのか?

 オープン戦の結果とペナントレースは、リンクしないケースが少なくない。昨シーズンを振り返れば、セ・リーグを連覇した東京ヤクルトはオープン戦では巨人と並ぶ最下位だった。だからなのか。実に26年ぶりに日本シリーズを制したオリックスの中嶋聡監督(54)も、オープン戦首位を「悪くはないが、特別いいとも思っていません」と総括した。
 それでも“新庄節”は止まらなかった。
 象徴的だったのが今シーズンのキーマンを問う質問だ。具体的な選手名への言及を避けた他の5人の指揮官とは対照的に、新庄監督はリーグの首位打者を獲得した松本剛(29)、腰の怪我でシーズンの大半を棒に振った俊足好打の五十幡亮汰(24)両外野手をあげた。
「キーマンは2人います。やはり去年首位打者になった松本くんが今年もどれだけの活躍をしてくれるか、ということと、あとはセンターの五十幡くんがどれだけ塁に出て、どれだけ走ってくれるか、というところが気になると思っています」
 日本中を熱狂の渦に巻き込んだ侍ジャパンのWBC制覇を介して、これまで以上に野球への熱や関心が高まったと新庄監督自身も感じている。日本プロ野球界として、一大ムーブメントをいかにして今シーズンのペナントレースへつなげていくか。指揮官は3月に開業したばかりの日本ハムの新たな本拠地、エスコンフィールドが大きな可能性を秘めると力を込める。
「エスコンフィールドは本当に世界一の球場だと思っているので。一度球場に試合を見に来てもらったらわかると思いますけど、そこで若い選手たちが活躍して、どんどんプロ野球界を盛り上げていってくれればいい」
 日本プロ野球界では2009年開業のマツダスタジアム以来、14年ぶりの新球場となるエスコンフィールドは左翼が97m、右翼が99mと左右非対称になっている。加えて両翼から中堅までは膨らみのない直線的な形状になっていて、必然的に左および右中間の最深部は99mと、昨シーズンまでの本拠地、札幌ドームの116mと比べて大幅に短くなっている。
 さらにフェンスの高さもほとんどの部分で2.8mと、札幌ドームの5.75mの半分以下になった。
 ただ一方で本塁後方のファウルゾーンの広さが公認野球規則に違反しているとして物議を醸した。規則では60フィート(約18・288m)以上が必要とされる、と定められているのに対して、当該ファウルゾーンは約15mしかなかった。問題が表面化した昨年11月から議論が交わされ、一時は今年と来年のオフに改修工事を行うことを条件に今年の公式戦開催が特例で容認された。しかし、MLBのルールブックを誤訳したまま日本に適した過去の経緯もあり、NPB側との継続協議の結果、他の公認野球規則を順守する姿勢を示したうえで、日本ハム側がNPBに対して野球振興協力金(金額非公表)を支払う条件のもとで、現状のままで永続的な使用が認められる措置が今月7日に決まったばかりだった。
 トラブルもあったが、一新したスタジアムの環境が、野球をより面白くさせると新庄監督は目を細める。
「最大の売りは天然芝というところと、あとは球場が日本で一番狭い。これはたくさんホームランが出て、見ているファンのみなさんは楽しい試合になるんじゃないかなと」

 

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