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開幕を前にパ・リーグの6球団の監督が集まり会見を開いたが“前哨戦”は日ハム新庄監督の独断場だった
開幕を前にパ・リーグの6球団の監督が集まり会見を開いたが“前哨戦”は日ハム新庄監督の独断場だった

全パ監督会見で独壇場?!なぜ「優勝は狙わない」はずだった日ハム新庄監督は2年目の開幕を前に今季は優勝宣言をしたのか?

 広い札幌ドームで、それでも昨シーズンはリーグ4位となる計100本塁打を放っている。清宮幸太郎(23)の18本を筆頭に、万波中正(22)の14本、今川優馬(26)の10本と辛抱強く起用し続けた若手や中堅が2桁を放ち、今シーズンへと繋げた自負があるのだろう。
 オープン戦ではエスコンフィールドで7試合を戦ったが、本塁打が出たのは今川、清宮、万波が一発ずつでそろい踏みした22日のソフトバンク戦だけだった。むしろ被本塁打が4本と上回ったが、新庄監督が発した言葉からは不安のかけらも伝わってこなかった。
 会見の終盤には監督同士で質疑応答する時間も設けられた。もっとも、案の定と言うべきか、挙手したのは新庄監督だけだった。ビジターチームとして初めてエスコンフィールドで戦った、西武の松井稼頭央新監督(47)へ、笑顔でこんな言葉をかけている。
「松井監督、何か直してほしい部分とかはありましたか」
「いやいや、日本にもこのようなスタジアムができたのかと、ただ驚くばかりでした」
 恐縮する松井監督にかぶせるように、新庄監督がさらに畳みかけた。
「芝がちょっと長いので、外野をいま調整しています」
 40分あまりにわたった開幕会見で、実は新庄監督はこんな言葉も残していた。
「今年はあまり出しゃばらないようにします。選手たちが主役ということで、(パフォーマンスも)かなり控えています」
 セーブしていても気がつけば主役を演じ続け、いい意味で開幕会見を引っかき回した。天性の明るいキャラクターはエスコンフィールドに楽天を迎える記念すべき開幕戦へのワクワク感へと変わっていく。
 昨シーズンは16勝9敗と日本ハムを“カモ”にした楽天の石井監督は、2月のキャンプイン直後に北海道・駒大苫小牧高出身の田中将大(34)を開幕投手に指名している。迎え撃つ日本ハムは新庄監督が続投を表明した昨年9月28日のシーズン本拠地最終戦の時点で、自己最多の8勝をあげ、リーグ3位の防御率2.01をマークした左腕、加藤貴之(30)にすでに大役が託されている。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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