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大谷がドジャース戦で32号2ラ大谷翔平のトレードの可能性は?(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
大谷がドジャース戦で32号2ラ大谷翔平のトレードの可能性は?(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

本当はどうなる?!大谷翔平の電撃トレード可能性の真相を探る…エ軍番記者、噂される獲得球団の担当、情報通記者など9人に緊急アンケート取材

 

 一方、トレードで獲得しようとしているのではと噂されるチームの記者らは、どうみているのか。
 かつてニューヨーク・デイリー・ニュースでヤンキースの番記者を務め、現在はメッツの試合を中継する「SNY」で解説も務めるアンソニー・マッキャロン記者はメッツが動くことに否定的で、「獲りにいくならFAになってから」と断言。トレードがあるとしたら、「ヤンキースかドジャースが本気になったケースだけ」と、可能性を絞り込んだ。
「もっとも、大谷を獲得すれば、ワールドシリーズ制覇が見える、という場合に限られる。となると、ヤンキースは足りないピースが多すぎる」

 20年以上もヤンキースを取材している「バーゲン」紙のピート・カルデラ記者も、それに同意した。
「いまのヤンキースは、大谷を獲得したぐらいで、劇的にチーム状況が改善するとは思えない。補強が必要なのは、登板過多で疲弊しているブルペン。そもそもオフに再契約出来るという確信がなければ、ブライアン・キャッシュマンGMが、プロスペクトをあきらめることはない」
 すでに指摘したように、再契約が既定路線として組み込まれているなら、交換要員の質も量も変わるが、トレードの時点でそこまで見込める可能性は低い。
 では、ドジャースはどうか。オレンジ・カウンティレジスター紙のドジャース番記者であるビル・ブランケット記者は、「ドジャースが動くとしたら、FAになってから」と、メッツと同様の動きを予想した。
「昨年は補強を控え、お金もセーブした。すべてが大谷獲得に繋がっている。2ヶ月のためにプロスペクトを犠牲にはしない。そもそも、エンゼルスのアート・モレノオーナーは頑固だから、ドジャースがいくらいい交換要員を提示しても、断るだろう。それぐらいドジャースをライバル視しているから」

 もっとも、大谷がFAになれば、ドジャース有利――との見方には異を唱えた。
「個人的にはジャイアンツだと予想する。彼らは昨年のオフ、アーロン・ジャッジとカルロス・コレアを逃したので、その分の資金がある。大谷が望むと言われる西海岸だし、十分に勝てる戦力もある。また、ジャイアンツの編成部門を率いるファーサン・ザイディは、現在の常勝・ドジャースの基礎を作った人。彼なら、大谷が魅力に感じるようなオファーを提示できる」

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