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ブライトンの三笘薫が悪質なタックルを浴び、相手はVARののちに一発レッド(写真:REX/アフロ)
ブライトンの三笘薫が悪質なタックルを浴び、相手はVARののちに一発レッド(写真:REX/アフロ)

「スキャンダル。ここ数年で最も悪質なタックルだ」三笘薫が受けた一発レッドの“酷いタックル”に全英が騒然

 幸いにも大事に至らなかった三笘は、ピッチに戻ってから大暴れした。
 数的優位に立ったブライトンが先制した直後の前半24分。MFパスカル・グロス(32)が左サイドから送ったクロスに、三笘がファーサイドで反応する。スピードに乗った体勢から、最後はスライディングしながら左足でボレー。シュートは相手GKウェス・フォデリンガム(33)に防がれたものの、こぼれ球をFWダニー・ウェルベック(33)が押し込んだ。
 ゴールにはつながらなかったものの、同29分には左サイドの深い位置で、切り返しから相手2人を置き去りにしてペナルティーエリア内へ侵入してシュートを放つ絶好調時のプレーを披露。後半30分にも縦への突破から左足で絶妙のクロスを供給してオウンゴールを誘発し、リードを3点に広げた直後の31分にお役御免で交代した。
 その後もFWサイモン・アディングラ(22)が2ゴールを追加。敵地で5-0の大勝を収めたブライトンが2試合ぶりの白星をあげ、順位を7位へと上げた。
 ブライトンの地元紙『Sussex World』は圧勝とともに、一歩間違えれば大惨事となっていたホルゲイトの悪質極まるプレーに対して、記事のなかで多くの文字を割いている。
「ホルゲイトの危険なタックルに対して、三笘はほぼ無防備な体勢だった。これは非常に恐ろしいことだ。プレミアリーグにおける直近の3シーズンで、3度の退場処分を受けているホルゲイトよりもレッドカードを受けた選手はいない。さらに開始13分の一発退場は、2022年10月のニューカッスル・ユナイテッド戦の開始8分にレッドカードを提示された、フラムのMFナサニエル・チャロバーに次ぐ不名誉な記録となった」
 左足首の負傷とアジアカップ招集で戦列を離れていた三笘は、トッテナム・ホットスパーとの前節で2024年における初出場を果たしたばかりだった。ホルゲイトは“常習犯”ではあるが、悪質タックルでも仕掛けなければ、止められないほど相手チームにとって危険な存在であることは間違いない。
その後のプレー続行は、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)ら首脳陣を安心させたが、チームにとっても三笘はなくてはならない戦力。ブライトンは、24日の次節でエヴァートンをホームのアメックス・スタジアムに迎える。

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