今日のチュニジア戦でスタメン抜擢されそうな南野拓実は三笘薫との左ウイング序列争いでアピールに成功できるか(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
今日のチュニジア戦でスタメン抜擢されそうな南野拓実は三笘薫との左ウイング序列争いでアピールに成功できるか(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

今日チュニジア戦…南野拓実と三笘薫の左ウイング序列争いに注目!

 日本代表が臨む6月シリーズ最終戦、チュニジア代表との国際親善試合が今日14日18時55分、パナソニックスタジアム吹田でキックオフされる。13日には森保一監督が前日会見に臨み、4-1で快勝した10日のガーナ代表戦から先発を大幅に入れ替えると明言。三笘薫(25、ユニオン・サンジロワーズ)が結果を残している左ウイングには、森保ジャパンで最多タイの17ゴールをあげている南野拓実(27、リバプール)が復権をかけて先発する。

森保監督「ガーナ戦からは大幅に先発メンバーを入れ替えたい」

 パラグアイ、ブラジル、ガーナとすべて国内で戦ってきた6月シリーズを締めくくるチュニジア戦へ。オプションをさらに増やすのか。それとも手に入れたオプションの精度を上げるのか。前日会見に臨んだ森保監督が、描いている青写真を明かした。

「システム的には大きな変更はないと思うが、選手という意味でチームのオプションを増やせるように考えていきたい。ガーナ戦からは大幅に先発メンバーを入れ替えたいし、いろいろな組み合わせ、いろいろな融合が見られると思っている」

 主戦システムの4-3-3システムで、3試合すべてで先発してきたキャプテンのセンターバック吉田麻也(33、サンプドリア)とアンカー遠藤航(29、シュツットガルト)の両主軸は、おそらくチュニジア戦でも先発に名を連ねる。

 11日の練習で右足首を痛めた中山雄太(25、ズヴォレ)が欠場する関係で、左サイドバックは引き続き伊藤洋輝(23、シュツットガルト)の起用が濃厚だ。

 一方で残る8つのポジションで、先発メンバーの顔ぶれが入れ替わると予想される。

 そのなかで注目されるポジションが左ウイングだ。

 今シリーズではパラグアイ戦、そしてガーナ戦で三笘が先発。ともにゴールを決めただけでなく、ガーナ戦では左サイドを切り裂く十八番のドリブル突破からMF久保建英(21、マジョルカ)の待望のA代表初ゴールをアシストした。

 対照的に現時点におけるベストメンバーで臨んだブラジル戦で先発した南野は、シュートを1本も放てないまま、後半27分にMF堂安律(23、PSV)と交代した。

 日本が放ったシュート自体も4本で、そのうちゴールの枠をとらえたのはゼロだった。南野だけが精彩を欠いたわけではない。それでも、FW大迫勇也(32、ヴィッセル神戸)と並んで森保ジャパンで最多の17ゴールをマークしている南野は、昨年6月以降に限れば出場12試合でわずか2ゴールにとどまっている。  2018年9月に船出した森保ジャパンで、南野は4-2-3-1システムのトップ下で居場所を手にした。セカンドストライカータイプの南野が最も生きるポジションであり、実際に2019年までの1年あまりで11ゴールをあげている。

 コロナ禍で代表活動が大きく制限された2020年から、トップ下で鎌田大地(25、アイントラハト・フランクフルト)が台頭。南野のポジションは左サイドハーフへ、さらにアジア最終予選の途中から採用された4-3-3では左ウイングへ移った。

 ただ、南野の最適解はウイングではない。中央で味方とのコンビネーションを駆使しながら、ゴールに絡むプレーを得意とする。三笘や右の伊東純也(29、ヘンク)のように、サイドから個の力で突破できないからどうしても試合の流れから消えてしまう。必然的に4-3-3になった森保ジャパンの攻撃も右サイドに偏ってしまった。

 

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