
米メディアは「中谷潤人の(対戦相手として)残された名前は1人だ」と“ビッグバン”の6回終了TKOを伝えて来年5月東京ドームでの井上尚弥戦へ期待を寄せる
この試合を放映した米のESPNも、中谷の勝利を伝える記事の中で、「来年に中谷との大きな試合を行うとの観測がある井上は、4度目のWBC王座防衛戦で、同郷の日本人ファイターが5回、6回と支配していくところをリングサイドから見ていた」と紹介した。
ESPNも、独自にパウンド・フォー・パウンドランキングを定めていて、中谷は9位で、井上が2位。
「中谷はスーパーバンタム級への階級を上げるか、もう1つバンタム級の統一戦に向かうかを熟慮することになるだろう。バンタム級の他の王者はWBAがアントニオ・バルガス(米国)でWBOが武井由樹だ。井上とのメガファイトは来年あたりと噂され、中谷は、その間にもう1試合することが見込まれている。中谷と井上の試合は日本ボクシング史上最大の試合となるだろう」
同メディアも井上と中谷のスーパーファイトについて触れた。
また米専門サイト「ボクシングシーン」もm「中谷がが3階級で初となる統一に成功した。パウンド・フォー・パウンドへの新たな参入者(の中谷)にとってこの瞬間は全く無駄にならなかった。安定して放たれたパワーショットが西田の右目を潰しそれがTKOを促した」と伝えた。
棄権理由は同サイトが示した右目ではなく右肩の脱臼だった。
同サイトは、「中谷はバンタム級での5試合すべてにKO勝利し、3階級での王座戦を完璧な10勝0敗としている」と戦績を伝えた。
また「王座統一が理想となる一方でその代わりにもう1つ階級を上げる大きなヒントが中谷からもたらされた。メディアはこの国の最高でファイターの2人、井上と中谷のスーパーファイトの可能性を大きく扱ってきた」とし、試合後の中谷のマイクパフォーマンスを紹介した。
「中谷は『もうすぐ行くので待っていて下さい』と、スーパーバンタム級の統一王者の井上にそのままの階級に残るように彼の思いを述べた」
米メディアの興味もその1点となっている。