 
				ロバーツ監督が逆転世界一へ大谷翔平のフル活用プランを示唆(資料写真・AP/アフロ)
				もうなりふり構わず?!ロバーツ監督が“逆襲世界一”へ大谷翔平の「第6戦リリーフ」「第7戦先発」「第7戦中継ぎ登板&外野起用」の3パターンのフル活用プランを示唆
 チーム打率が.194と低迷。特に大谷の後を打つムーキー・ベッツは、ワールドシリーズで、わずか3安打の打率.130と深刻な大スランプに陥り、第5戦では打順を2番から3番に代えたがノーヒットに終わった。
 一方で大谷のワールドシリーズの打撃成績は、打率.316、3本塁打、5打点となっている。
 もちろん試合展開によるが、大谷のバットが最後まで必要なチーム事情を考えると「大谷ルール」が採用される前のエンゼルス時代の2021年に7試合だけ守った外野での起用も視野に入れなければならない。
 またもし第6戦にリリーフ登板せずに第7戦に持ち込むことができた場合、大谷の先発の可能性もあるという。
 順番でいえばタイラー・グラスノーだが、ロバーツ監督は、大谷の先発起用案を質問され、「ええ、あらゆる選択肢を検討します。ただまずは明日を乗り切ること。そのあとで残りの駒を見ながら、もし第7戦があればどう戦うかを決めます。全てのオプションが検討対象です」と、その可能性さえあることを示唆した。
 大谷ら選手は午前7時に“決戦の地”トロントに到着。その後、ホテルで休息を取り、夜になってロジャースセンターで前日練習を行った。大谷は、外野で入念にキャッチボールをした後に、また屋外でフリー打撃を行い、柵越えを連発させていた。
 レッドソックス時代にワールドシリーズでMVPを獲得している米野球殿堂入りの“レジェンド”デビット・オルティス氏は、フォックススポ―ツの番組に出演して「大谷一人に頼るな」と苦言を呈していたが、ここから、連勝で逆転世界一を手にするには、大谷の二刀流にすがるしかもう手がないのかもしれない。
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