「どんな形であれ、やる気にスイッチ」元阪神ドラ1馬場皐輔が巨人戦力外を経て横浜DeNAで育成から再出発
今オフに巨人から戦力外通告を受け、横浜DeNAと育成契約を結んだ馬場皐輔(30)が3日、横浜市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。2017年のドラフト1位で仙台大学から阪神に入団し、2023年オフの現役ドラフトで巨人へ移籍した馬場は、育成からの再出発に「どのような形であれ、やる気のスイッチが入った感じです」と笑顔を浮かべた。同席した木村洋太社長(43)は懸案事項の中継ぎ陣の強化へ「もともと持っている力を、いかんなく発揮して欲しい」と2021年には中継ぎで44試合に登板した馬場の復活へ期待を寄せた。
「阪神の1番から5番までを抑えたい」
晴れやかな表情が元ドラフト1位右腕の決意を物語っていた。
巨人から戦力外を通告され、11月13日に育成契約での横浜DeNA入りが合意に達したと発表されていた馬場が臨んだ入団会見。2017年のドラフト1位で仙台大学から阪神に入団し、2023年オフの現役ドラフトで巨人に移籍した馬場の背番号は「115番」となったが、支配下選手契約にはこだわりはなかったと明かした。
「どういう形であれ(横浜DeNAから)連絡をもらって、やる気のスイッチが入ったという感じです。自由契約になってからこうしてチャンスをいただいたので、しっかりとチームのピースになって、すぐに戦力になれるようにやっていきたい」
ソフトバンクと古巣・阪神が対峙する日本シリーズ開幕前日の10月24日に巨人は馬場を含めた3選手に戦力外を通告したことを発表した。プロになって8年目を終え、今年5月には30歳になっていた右腕の胸中に不安の二文字がなかったと言えば嘘になる。横浜DeNAから連絡が入るまでの心境を馬場はこう振り返っている。
「現役を続けたい、という気持ちはすごくありました。ただ、実際には年齢的なところもありますし、実際にオファーが来るのか、というところですごく不安な気持ちがありました。連絡があったときはすごくうれしい気持ちになりました」
馬場が戦力外になると、すぐに状態などを含めた調査を開始したのが横浜DeNAだった。入団会見に同席した木村社長は「すぐお声がけをさせていただいた、という形です」と獲得に至った経緯を明かしている。
「事前にスカウトからは、もともと持っている直球の力もあるし、変化球の精度も高いという報告を受けていました。私たちとしても中継ぎ投手陣の強化を目指していく中で、一番フィットする戦力だと思いました」
リーグ優勝と日本シリーズ連覇を目標に掲げた今シーズンの横浜DeNAは、独走優勝の阪神に最終的には13ゲームもの大差をつけられた。2位にこそ入ったものの責任を取る形で5年間指揮を執ってきた三浦大輔監督(51)が退任。巻き返しのため、相川亮二・一軍ディフェンスチーフコーチ兼野手コーチ(49)が新監督に就任した。
今シーズンは、夏場以降に主砲の牧秀悟(27)が怪我で戦列を離れたのに加えて、ブルペン陣もローワン・ウィック(33)や入江大生(27)が相次いで故障で離脱。救援防御率はリーグワーストの3.37と下落し、右ひじを手術した影響でプレーできる見通しが立たないウィックとは来シーズンの契約を結ばない方針を固めた。

