「いつもの近藤健介じゃない」未だ無安打の”出塁王”はチェコ戦スタメン落ち濃厚…不振理由は大谷翔平の後ろを打つ重圧か…ソフトバンク専門家が「見極めができていない。進塁打の影響もある」
近藤は初戦の台湾戦で1回に大谷が二塁打で出塁すると一塁にゴロを打って一死三塁の先制機を作った。韓国戦でも1回に大谷が四球で歩くとセカンドにゴロを引っ張って進塁させた。だが、打球が上がらず、逆方向への打球はゼロ。13打席で右方向への内野ゴロが8つで、四球も韓国戦の7回のたったひとつ。
「進塁打を意識してヘッドを早く返していることで、バットの入り方が若干狂っている」という打撃の専門家の声もある。
だが、池田氏はこう近藤の復活ストーリーに期待を寄せる。
「WBCは不振選手が勝負どころで活路を切り開くというドラマがずっとあったよね。第1回大会の福留の代打ホームラン、第2回大会のイチローの決戦戦での決勝打、前大会は村上のメキシコ戦でのサヨナラ打。本人はそんなことは考えていないだろうけど何か近藤が劇的なヒーローになるストーリーの始まりのような気がするんだけどね」
優勝した2006年の第1回大会では準決勝の韓国戦で、ここまでの不振でスタメンから外れた福留孝介が0-0の7回一死二塁から代打で均衡を破る2ランを放った。
連覇のかかった2009年の第2回大会の決勝の韓国戦では3-3の同点で迎えた延長10回二死二、三塁のチャンスに、前戦まで打率.211とまさかのWBCスランプに陥っていたイチローが打席に入った。勝負を決める2点タイムリーをセンター前へ弾き返した。決勝では4安打。ここ一番でのイチローの勝負強さが世界一を手繰り寄せた。
そして2023年の前大会の準決勝のメキシコ戦。1点ビハインドの絶体絶命の9回裏に先頭の大谷が二塁打で出塁、吉田が四球でつなぎ無死一二塁で、ここまで不振で、この日も3三振だった村上宗隆がセンタ―フェンス直撃の逆転サヨナラ打を放った。
日本時間15日の準々決勝から始まるアメリカ・マイアミの地で近藤がどんなドラマを見せてくれるのだろうか。

