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WBA世界バンタム級王者の増田陸がWOWOW「エキサイトマッチSP」(8月24日放送&配信)の収録に臨み、次戦で実現する元王者、堤聖也とのリマッチについての思いを明かした
WBA世界バンタム級王者の増田陸がWOWOW「エキサイトマッチSP」(8月24日放送&配信)の収録に臨み、次戦で実現する元王者、堤聖也とのリマッチについての思いを明かした

「11月東京」WBAバンタム級王者の増田陸vs前王者で1位の堤聖也の因縁マッチが実現へ…「王者じゃなくて挑戦者となった堤さんは強い。だが今回は仕留める」

 プロボクシングのWBA世界バンタム級王者の増田陸(28、帝拳)が23日、WOWOW「エキサイトマッチSP」(8月24日午後9時放送&配信)の収録に臨みベルトを奪取した7月20日の元WBC世界フライ級王者、比嘉大吾(31、志成)との王座決定戦を振り返った。増田が希望する初防衛戦の相手は3年前のプロ4戦目で唯一の黒星を喫した元WBA世界同級王者の堤聖也(30、角海老宝石)との再戦。堤はなぜか休養王者を剥奪され1位になったが増田は「挑戦者となった堤さんは強い」と警戒心を強めた。両者の対戦は「11月東京」で実現しそうだ。

 フィンランドの最古サウナで心身を「整えた」

 激戦の傷も癒えた。
 7月20日の両国国技館で比嘉に2-1判定勝利して宣言通りに一発で世界を取った増田は、その試合で両目上に負った傷を合わせて10針ほど縫ったが、約1週間で抜糸。今日24日からジムワークを再開するという。
 この1か月間はリフレッシュに努めた。八ヶ岳に登り、「傷にいい」と聞いた武田信玄公ゆかりの冷泉につかった。その後、生まれ育った故郷の広島で挨拶回りを行い、地元メディアなどにも出演した。
「頑張るパワーをもらった。原点に帰り初心を思い出すいい機会だった」
 広島から帰ると、今度はフィンランド、エストニアに6泊7日の北欧の旅に出て22日に帰国した。
 フィンランドでは、ヘルシンキから、パイヤンネ湖を見て、バルト海を渡ってエストニアの歴史を感じさせる「風情ある」街並みを歩いた。ヘルシンキでは1919年に作られたという最も古いサウナを堪能して心身が「整った」。
「ストーブが大きくて、頭の上にサウナの石があるみたいな巨大サウナなんです。ひしゃくでロウリュウをかけてもらうんですが、みんなが“キートス(ありがとう)”と挨拶するんです。フィンランドの人はやさしく教えてくれました。これがフィンランドの本場のサウナかと」
 フィンランドは、水が美味しくて物価も日本程度。ただまだ北欧の地まで「WBA王者増田陸」の知名度は広がっておらず、世界王者だと気づかれる機会はなかったという。
 心身共にリフレッシュしてきた増田にとって、ジムワーク再開前にWOWOW「エキサイトマッチSP」の収録で、比嘉戦をもう一度見直すことができたのはいい機会になった。
「反省点が多く見つかった。攻撃の幅。ディフェンス面でもうまく防御したい。気持ちと体のバランスをもっと統一できる。そこを磨いていきたい」
 この試合は2-1のスプリット判定となり、試合後に比嘉陣営の野木丈司トレーナーが「どこが負けなのかな。(ジャッジに)もて遊ばれている感じがする。今の時点で負けを認めたくない」と訴えて物議を醸した。
 増田も試合を見直して自己採点をつけてみたという。
「厳しい目線で振り返った。取られているラウンドは中盤にはあるんですが、負けはないのかなと正直思う。スプリットで割れましたがそれも理解できます」
 増田はジャブでリードしたが、両者共に決め手に欠き、ダウンシーンはなかった。互いに長所を殺し合った試合だった。
「効いたパンチはない。効くようなもらい方はしていない。でも下がったことで印象が悪かった。下がったらすぐにポジションを作り直していつでも攻めれる体勢にするとか、試合をしながら良さを出し切れていないもどかしさがあった。比嘉選手のコンディションが良くて対策をしてきたこともあるが、もっと自分はできるんじゃないかと試合中に思った」
 比嘉に前に出て距離を潰され、元WBC世界バンタム級王者、山中慎介氏から継承した“神の左”が不発に終わった。ステップバックして、その左を叩き込む際には、距離が合わないだけなくブレもあった。

 

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