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森下翔太が31号を放ちHR王争いで佐藤輝明を一歩リードし宣戦布告した(資料写真・Imagn/ロイター/アフロ)
森下翔太が31号を放ちHR王争いで佐藤輝明を一歩リードし宣戦布告した(資料写真・Imagn/ロイター/アフロ)

「(HR王争いで)勝つ気がないと打席に立たない」31号で1本リードの森下翔太がついに3冠王狙う佐藤輝明に宣戦布告…1985年の掛布雅之氏とバース氏の争いが示す「3番打者の森下が断然有利」説

 阪神の森下翔太(26)が23日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNA戦で31号ソロ&決勝2点タイムリーの大活躍で5-3勝利に貢献した。3冠王を狙う佐藤輝明(27)に再び本塁打王争いで1本リード。試合後のヒーローインタビューで「(本塁打争いで)勝つ気がないと打席に立たない。勝つ気でいます」と佐藤に宣戦布告した。専門家の間からは、1985年に3番のランディ・バース氏が4番の掛布雅之氏に14本差をつけた例があることから「3番の森下が断然有利」の声がある。阪神の連覇をチーム内のタイトル争いがけん引しそうだ。

 「後ろにとんでもない人がいるので」

 森下とサトテルの激しい本塁打王争いが虎に勝利をもたらすのか。
 1回だ。二死から森下は石田裕太郎がカウント1-0から外角低めに落としたシンカーを見事に捉えた。打球はレフトスタンドへ。2試合連続となる先制31号を確信した森下はバットを放り投げた。
「ピッチャーが(高橋)遥人さんなんで、先制点と思って良い形でホームランになってくれたと思います。手応えありましたし、喜びすぎたんですけど。その後も打てて良かったです」
 これが試合後のヒーローインタビューでの森下の談。
 横浜DeNAバッテリーはまたしても同じ間違いを犯した。
 21日の横浜DeNA戦では4回に森下が平良から同点30号を放ったが、これも低めへのスライダー。
 現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人はこう指摘した。
「森下は、低めの変化球に対しては、やや右肩が下がって入るので、逆にスイングがレベルになって打球を遠くへ飛ばす角度で振れるんですよ。そのデータは出ているはずなんですけどね。横浜DeNAってデータ解析にAI使っているんじゃなかったんですか?一番有効なのは厳しい内角なのに怖がって安全策の配球になるので、森下の餌食になっている。森下がバッテリーに与える恐怖がそういうデータをも、凌駕しているのかもしれません」
 森下がヒーローインタビューで「その後も打てて良かった」と振り返ったのが、8回に3-3の同点に追いつかれた直後の9回二死二、三塁でライト前へ弾き返した決勝の2点タイムリーだ。
 横浜DeNAの5番手レイノルズが、あまりにも森下を警戒して外角へのカットボール一辺倒でカウントが2-2となり、ここで松尾は内角へストレートを要求したが、逆球となりコースが甘くなった。球速は161キロを示したが森下はコンパクトに逆方向へ打ち返した。
「ピッチャー陣、野手も含め全員一丸となって、必死につないでくれたので。何としても一本出すという気持ちでいきました」
 その一打が横浜DeNAに引導を渡した。

 

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