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このアリサ・リュウの前歯に見える「スマイリー・ピアス」に米歯科医師会が警告を発した(写真:新華社/アフロ)
このアリサ・リュウの前歯に見える「スマイリー・ピアス」に米歯科医師会が警告を発した(写真:新華社/アフロ)

人気急上昇リュウの「自分で開けた。痛さはゼロ」前歯に見える”スマイリー・ピアス”に全米歯科医師会がまさかの警告を発令…「衝動的に開けてはダメ!」

 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子シングル金メダリスト、アリサ・リュウ(20、米国)の人気が急上昇。笑った時にだけ見える口内ピアスの「スマイリー・ピアス」にも注目が集まっているが、米歯科医師会が「感染症や窒息の危険性もある。衝撃的に開けてはダダメ」と警告を発した。

 「感染症や窒息の危険も」

 米国へ24年ぶりの金メダルをもたらしたリュウの人気が凄い事になっている。五輪前には130万人だったインスタのフォロワーは520万人にまで増加。「木の年輪」のようにストライプを入れたヘアーだけでなく笑った時にだけ見える「スマイリー・ピアス」にも注目が集まっている。金メダルを決めたフリーではリュウは終始笑顔で楽しそうに滑り、前歯からピアスがキラキラと光り、演出に華を添える形となっていた。
 リュウはNBCやTMJ4 Newsなどに、その「スマイリー・ピアス」は、2年前に妹の協力を得て自分で開けたことを明かしている。
 「スマイリーピアス」は「リップ小帯ピアス」とも呼ばれ、唇と歯茎をつないでいる薄い皮膚のひだである唇小帯にピアスをつけるもの。「妹に唇を引っ張り上げてもらって鏡を見ながらピアッシング用の針で自分で通したのよ」
 いかにも痛そうだが「痛みは10段階で言ったらゼロ。全然痛くない。あそこの皮膚はすごく薄いから針で穴を開けても何も感じないの」と笑いながら振り返っていた。
 その穴にリング状の金属を通し、外れないよう先端に金属製のボールをねじ込んで固定するという。
 ファッションとして「スマイリー・ピアス」の真似をする若者が増えそうだが、歯科医師会は情報サイト「マウスヘルシー」を通じて健康被害への警告を発した。
「口の中には何百万もの細菌が存在しており、口腔ピアスでは感染や腫れがしばしば起こります。例えば、口や舌が大きく腫れ上がり、気道をふさいでしまう可能性があります。また装飾の一部が口の中で外れた場合、窒息する恐れもあります。場合によっては、ピアスを強く噛んでしまい歯にひびが入ることもありますし、装飾が歯に繰り返し当たることで損傷が生じることもあります」
 実際、同様のピアスをしている人の多くが、感染、腫れ、出血、瘢痕などを経験しており、装飾が口内に埋没して外科的除去が必要になるケースもあるという。
 同医師会はこう警告した。
「衝動的にピアスを開けてはいけません。ピアスは常に注意と手入れを必要とする、新たな責任になります。詳しくは歯科医に相談してください」
 こういう警告が発信されるのも、リュウブームが、いかに凄い勢いで広がっているかを物語っている。
 リュウは、金メダルを獲得後、米NBCのニュース番組「サタデーモーリング」に出演してこんなメッセージを発信していた。
「”第二の私”になろうとしないで」
 自分の金メダルがきっかけとなり、フィギュアスケートを始めようとする子供たちや、若き次世代の後身へのメッセージだったが、「スマイリー・ピアス」も含めて、スタイルを真似ようとする若者にも自己責任の重要性を説こうとしていたのかもしれない。

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