• HOME
  • 記事
  • 格闘技
  • 「無責任にもほどがある!」亀田興毅氏と「ボクシング興行の運営主体に資さない」とLUSHが業務提携を解消し撤退発表も6.6愛知大会はABEMA配信でほぼ全カード開催決定…25日にも正式発表
LUSHが撤退も亀田興毅氏はカシメロ(左)も出場する6.6愛知大会の開催にこぎつけた
LUSHが撤退も亀田興毅氏はカシメロ(左)も出場する6.6愛知大会の開催にこぎつけた

「無責任にもほどがある!」亀田興毅氏と「ボクシング興行の運営主体に資さない」とLUSHが業務提携を解消し撤退発表も6.6愛知大会はABEMA配信でほぼ全カード開催決定…25日にも正式発表

 プロボクシングの元3階級制覇王者の亀田興毅氏(39)がファウンダーを務める「SAIKOULUSH」を共催していた株式会社LUSHが22日、業務提携を解消しボクシング興行の運営事業から撤退することを発表した。23、24日に開催を予定していたキルギス大会の中止に続き、IBF世界フライ級王者、矢吹正道(33、緑)をメインとした6月6日の愛知大会の運営資金を用意できなかったことが理由で「本件に対する責任は極めて重い」と謝罪した。一方で愛知大会は亀田氏が支援を求めたABEMAが“救世主”となり大会名からLUSHを省いての開催が決定。週明けの25日にも正式発表会見が開かれる予定であることが明らかになった。

 「責任は極めて重いと痛感」

 無責任にもほどがある。
 亀田京之介(MR)のWBA世界フェザー級暫定王座決定戦と、佐野遥渉(LUSH)がWBA世界スーパーフライ級暫定王者に挑む世界戦が予定されていた22、23日のキルギス大会を資金のショートにより直前の17日になって中止したLUSHが、さらにファイトマネーなどの経費がかかる6月6日の愛知大会の資金も用意できず、あきれたことにボクシング興行の運営事業そのものからの撤退を22日の午後23時前にリリースにて発表した。
 株式会社LUSHの代表取締役、原田萌子氏の名前で出されたリリースでは、キルギス大会の中止と6月6日の愛知大会開催が危ぶまれたことで「ボクシングファンの皆様、スポンサーの皆様、関係者の皆様、そして人生を懸けてリングに上がる準備をしていた選手の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。続けてこう報告した。
「本件に対する責任は極めて重いと痛感しております。この状況下におきまして弊社はボクシング興行の運営主体に資さないと考え、ボクシング興行の運営事業から退くことを決定いたしました」
 亀田プロモーションとの共同プロジェクトである「SAIKOULUSH」も終了し、提携関係を解消することを伝えた。
 また6月6日の愛知大会については「楽しみにしてくださっているファンの皆様と出場選手のために、亀田興毅氏を中心に開催に向けて尽力されております。弊社といたしましては、運営からは退くものの、本大会が実現できるよう、亀田氏の活動に対して最大限の協力を惜しまない所存です」と述べ「エンターテインメントやグルメとボクシングの融合を目指し、新たなファン層に魅力を届けるべくスタートした挑戦でしたが、このような結果となり、応援してくださった全ての方々の期待を裏切る形となりましたこと、痛恨の極みでございます」と反省の弁を綴り、もう一度謝罪してリリースを結んだ。
 亀田氏が、18日に発表した声明文によると「3150FIGHT」と「LUSH」が合体した第1弾が、8月24日に大阪で開催された亀田和毅(TMK)とレラト・ドラミニ(南アフリカ)のIBF世界フェザー級挑戦者決定戦をメインにした大会で以降、大会は10回を数え、矢吹のIBF世界ライトフライ級王座及びIBF世界フライ級王座の2階級を制覇した世界戦や、亀田和毅がIBF世界フェザー級王者のアンジェロ・レオ(米国)に挑んだ世界戦など7大会で世界戦が組まれた。
 LUSHが資金面の管理と大会全体の運営を担い、亀田氏がマッチメイクなどのボクシング業務を担う業務提携。
 LUSHの代表取締役の原田氏が自ら歌う音楽ユニット「もにゅそで」、著名ラッパーが出演した試合間の音楽イベントや、会場の内外にキッチンカーなどを配備して各種のグルメを提供するなどの新しい試みをしたが、LUSHの本業の顧客と見られるファンは集まったが、ボクシングファンからは、「興行時間が長い」「間の音楽イベントがつまらない」などの不評を買い、新たなファン層の拡大にはつながらなかった。 
 米国とイランの国際紛争の煽りを受けた経済情勢の悪化も手伝ったのだろうが、選手と出場契約を結び、IBFやWBAの承認を取り付けるなどした後に直前になって梯子を外すのは無責任極まりない。
 リリースの通りLUSHは「ボクシング興行の運営主体に資さない」会社だった。そのLUSHの資金力と、エンターテイメント力などをアテにして提携した亀田氏の見通しの甘さと責任も免れない。

 

関連記事一覧