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亀田興毅氏は涙の会見で6月6日愛知大会の開催を正式発表した
亀田興毅氏は涙の会見で6月6日愛知大会の開催を正式発表した

“涙会見”亀田興毅氏が「まったく眠れていない。毎日家族で神社に参った」奇跡の6.6愛知大会開催決定までの壮絶舞台裏明かす…美談では済まない騒動招いた責任…「足元を見つめ直して」

プロボクシングの元3階級制覇王者の亀田興毅氏(39)が25日、都内で会見を開き、6月6日に愛知県国際展示場で行う予定だった「SAIKOULUSH」愛知大会を「3150FIGHT10」に名称を変え、メインのIBF世界フライ級王者、矢吹正道(33、緑)のV2戦を含むほぼ全カードをそのまま実施することを明かした。亀田氏は5月23、24日のキルギス大会の中止など一連の騒動を謝罪し、涙を浮かべて、今回、ABEMAでの無料ライブ配信を決め、開催資金も含めて救世主となったサイバーエージェントの藤田晋会長ら幹部に感謝の意を伝えた。「絶体絶命」「人生最大のピンチ」を迎えたいた亀田氏は筆者の直撃に壮絶な苦闘の裏側を明かした。

 ABEMAが全試合独占無料配信でほぼ全カードを実施

 亀田氏が何度も言葉につまった。
「人生最大のピンチ…」
 6月6日の愛知大会を無事にほぼ全カードの開催にこぎつけたことを正式発表した亀田氏は、まず最初に5月23、24日に予定されていたキルギス大会中止と一連の騒動について謝罪。
 そして「選手ファースト」で開催に向けて懸命に動いた経緯を明かした。資金ショートのよる開催中止を聞いたのはLUSHが正式発表した17日の数日前。そして6月6日の愛知大会の開催の資金が用意できないことも明らかになり「本当に急な出来事で、青天の霹靂でした。何とか開催しなければという一心で走り回りました」という。
 支援を求めたのはABEMAの親会社サイバーエージェントの藤田晋会長だった。亀田氏は「本当に絶望的な状況の中で一番初めから支えてくださった、サイバーエージェントの藤田会長、そして山内(隆裕)社長に思っていただいてこのような状況の中で力を貸していただいて、なんとかこの6月6日を開催することができました。言葉では言い表せないほど、本当に感謝しても感謝しきれません」と、礼を言い、また涙ぐんだ。ABEMAによる全試合無料配信が決定したことを伝えた。
 目もうつろ、いつもの威勢はなく声も聞き取りにくかった。
「絶体絶命。ここ数日まったく寝ていないです。時差があって海外とのやりとりもあるんでね」
 開催できるかどうかがまだ不透明だった最中、矢吹陣営の関係者は亀田氏から真夜中にメールが届いたことを明かしていた。
「人事を尽くして天命を待つじゃないけれど、やるだけやったので、後はどうなるか……祈りましたよ。家族で近所の氏神さんに毎日、手を合わせました」
 自宅近くの神社に毎日、参って手を合わせた。
 支援を求めたサイバーエージェントの結果待ちだった。
 大きなお金が動く、この手の案件は、ABEMAでは、親会社のサイバーエージェントの取締役会の決定を待たねばならない。その最高決定機関では、数分刻みで山ほどある案件の可否を決定いくそうだが、偶然にも、その会議が亀田氏が支援を求めたタイミングに重なり、結論を早急に出さねばならない亀田氏に即返答が出されることになった。その結論が出るまで亀田氏は、気が気ではなかったのだろう。
「命をかけてリングにあがるボクサーのために」必死だった。そしてもし開催できなければJBCが無期限のライセンス停止処分を下す可能性があり、亀田氏の今後のプロ―モーター生命は断たれる。
「現役時代の世界タイトルマッチ前以上にしんどかったです。出場選手の気持ちも分かるし減量も本当にきつい。でも中止騒動からここまでの時間は、それ以上にしんどかったという気持ちです。今ここに座って話せていること自体が奇跡」
 そう振り返った。

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