大谷翔平が不振脱出も次戦は今季初“中5日”登板でリアル二刀流封印を再検討?!「左投手でスイングライン取り戻す」ロバーツ監督が60打席ぶり6号の理由を明かすも「投球に負担がかかる」
ドジャースの大谷翔平(31)が26日(日本時間27日)、本拠地でのカブス戦で先発の今永昇太(32)から二塁打を含む2安打をマークし、変則左腕に代わった第4打席に12試合、60打席ぶりの6号ソロを逆方向に放り込んだ。本人は「改善しつつある」と復調へ手応えを口にし、デーブ・ロバーツ監督(53)は3つの復活理由を明かしたものの、28日(同29日)のマーリンズ戦で今季初めて中5日で登板することが決定。15日(同16日)のメッツ戦に続き投手専念でリアル二刀流封印が再検討されている。
「構えがすべて」
大谷が“プチスランプ”を脱出した。
3試合連続無安打も含め、ここ5試合の打率が1割台と低迷していたが、今永から2回の第2打席にスライダーを一、二塁間に引っ張ると、5回の第3打席にも抜いたスイーパーをライト線へ二塁打。ここまで2年間で10打数1安打と封じ込まれていた今永からマルチ安打をマークした。そして完全復活を遂げたのが7回だった。
背中越しに投げてくるような変則サイド左腕のホビー・ミルナーが初球にインローに落としてきた難しいシンカーを芸術的なバットさばきで逆方向の左中間スタンドへ放り込んだのだ。
12試合、60打席ぶりの6号ソロ。6-0と点差を広げた。
サイクル安打に王手をかけたものの第5打席は巡ってこず。それでもお目覚めの一発を含む猛打賞の活躍での快勝とあってフィールド上で大谷がスポーツネットLAの名物女性レポーターのインタビューを受けた。
「昨日あたりから、ちょっとずつ良くなっている。もう少し我慢しながら改善したい」
手応えを口にした大谷は、これまでとの違いを聞かれこう返した。
「構えが一番。それがすべての始まり。そこが整えば、もう少しいい打席が送れる」
打撃フォームの構えに復活理由があると明かした。
実は、映像メディア「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」が伝えた試合後の会見によると、ロバーツ監督も復活理由として「構え」の改善を指摘している。
「数日前に彼と話したとき構えが少しズレていたと本人も気づいていました。ここ数日の打席の質は本当に素晴らしいですし、球種の見極めや、正しい球を狙うという点でも非常に良くなっています。どうやって?やはりセットアップだと思います。構えや体の向きが良くなったことが大きいですね」
ロバーツ監督は低めのボール球に手を出していることを指摘していた。
MLB公式サイトによると、この試合まで、大谷のチェイス率(ボール球スイング率)は31.3%で、Statcastによると規定打席到達打者の中で下位40%に属するほどで、空振り率も27.5%で下位35%と悪かった。だが、構えが微調整されたことでボールを見極める待ち方ができてきた。
指揮官はさらにこうも話していた。
「向かい風の中で逆方向へ本塁打、左対左で二塁打も打ちました。左打者にとっては同じ左投手との対戦が、自分のスイングのラインを取り戻すきっかけになることもあります。昨日今日と本当に良かったです。全体としてショウヘイにとって非常に良いシリーズでした」
左投手に対して大谷はやや開いてスタンスを取るが、体の開きや、左腰が早く回らないことを意識するため、逆に悪い状況が改善される可能性があるともされている。

