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阪神の高橋遥人が無双状態だ(資料写真・黒田史夫)
阪神の高橋遥人が無双状態だ(資料写真・黒田史夫)

「もう沢村賞確定だ」阪神で60年ぶり3試合連続完封の高橋遥人と15奪三振で敗戦投手の中日、高橋宏斗の何がどう違ったか…「アバウトか精密か」…懸念材料は故障だけ

 阪神の高橋遥人(30)が6日、バンテリンドームの中日戦でわずか2安打10奪三振の完封勝利をマークした。3試合連続完封で無傷の4勝目。阪神では1966年のジーン・バッキー以来60年ぶりの快挙。対する中日先発の高橋宏斗(23)もセ・リーグ記録にあと「1」と迫る15三振を奪うも6回に「1番・センター」で先発出場した高寺望夢(23)に手痛い2ランを浴びてこちらは4敗目。2人の高橋の違いはどこにあったのか。

 ヒットは「めちゃくちゃ気持ちよかった」

 高橋遥人は最後のバッター福永をファーストゴロに打ち取ると、一塁カバーに入ってキャッチした右手を誇らしげに突き上げた。
 その瞬間、中日ベンチの最前列にいた高橋宏斗は、ガクンとクビを折ってうなだれ、悔しさを噛みしめた。
 2人の高橋は明暗をわけた。
 高橋遥人は、108球を投げ、わずか2安打、無四球、10奪三振の完封勝利。中日打線に二塁を踏ませなかった。
「今日は結構ストレートが良かった。バックにしっかりと守ってもらって、伏見さんに引っ張ってもらったんでテンポよく投げれました」
 バッテリーを組んだ伏見からは、試合中に「ストライク先行」「力のあるバッターが多いのでしっかりと低めに投げきろう」とアドバイスを送られていたという。
「投げやすいボールを選択してくれて今日もみんないっぱいバックが盛り立ててくれたのですごい投げやすかったです」
 3連続完封勝利は、あの伝説の助っ人バッキ―が果たして以来、60年ぶりの快挙。それでも「たまたまなんで続けて試合を作れるようにがんばります」と謙虚だった。
 GW最後のデーゲームで観客席には子供達の姿が目立ったことから、ヒーローインタビューの聞き手のアナウンサーに「プロ野球のファン、そして子供に何かエールをいただいてもいいでしょうか?」と振られると、「野球が好きな人は野球をもっと好きになってもらえるようにがんばります。あとは好きな事は好きでいれるように…」とまで言い、突然、言葉が途切れた。 
 そして「ちょっといいや…大丈夫です」と途中でコメントをやめてしまった。思わずアナウンサーが「もうよろしいですか?」と、喋りを止めた高橋遥人に念を押すシーンも見られた。
 マウンドとはうって変わっての口ベタだが、アスリートはマウンドですべてを表現すればそれでいいだろう。
 中日は高橋遥人に2試合連続で完封負け。中日スポーツなど各紙の報道によると、井上監督は、「色んなミーティングとかやった結果なんだけどね」と脱帽していた。

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