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中谷潤人を撃破した井上尚弥に次なるビッグファイト計画(写真・山口裕朗)
中谷潤人を撃破した井上尚弥に次なるビッグファイト計画(写真・山口裕朗)

来年2月に名古屋で井上尚弥vsジェシー”バム“ロドリゲスをメインに「リヤドシーズン」日本大会開催計画…実現すれば推定ファイトマネー50億円マッチに…キーマンのサウジ総合娯楽庁長官が来場

 プロボクシングのスーパーンタム級の4団体統一王者の井上尚弥(33、大橋)が2日、東京ドームで、元3階級制覇王者の中谷潤人(28、M.T)を3-0判定で下し世界戦の連勝を28に伸ばした。気になる今後について井上は「白紙」と語り長い休養を取ることを明かしたが、サウジアラビアの「リヤドシーズン」が来年2月に名古屋のIGアリーナで日本大会の開催を計画しており、そのメインに井上とスーパーフライ級のWBC、WBA、WBO統一王者のジェシー“バム”ロドリゲス(26、米国)とのビッグマッチをマッチメークしようとしていることが明らかになった。ファイトマネーは50億円になる可能性があるという。

 バムは無敗の強打のサウスポー

 まだまだモンスターの伝説は終わらない。
 最強挑戦者である中谷との緊迫した12ラウンドを終えて3-0判定勝利を聞いた井上は、リング上で“この先の戦い”についてこう語った。
「この先は、ちょっと未定。昨年4試合と今年の東京ドームの試合までが決まっていてすごい張り詰めた、昨年と今日までだったので少し休ませてください」
 まず長い休養に入ることを明かした。
 そして「また皆さんが燃えるようなファイトをしていきたいと思いますので期待していただけたら嬉しい」と、次なる試合も中谷戦に勝るとも劣らぬビッグファイトになることをほのめかした。
 実は、驚きのビッグプランが水面下で進んでいる。サウジアラビアが仕掛けている世界的なビッグイベント「リヤドシーズン」の日本開催だ。予定している開催日時は来年2月で場所は名古屋のIGアリーナ。昨年9月に井上がムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と戦った新設アリーナである。そして、そのメインカードとして井上の参戦が水面下でオファーされているのだ。
 この日、その責任者であるサウジアラビアの総合娯楽庁のトゥルキ・アルシェイク長官が来場、井上―中谷戦の試合前セレモニーではWBOの会長らと並んでリングに上がり、試合を3階級4団体統一王者のテレンス・クロフォード(米国)らと共に最前列で観戦した。
 同長官は、大の井上尚弥ファンとして知られ、2年前に3年30億円のスポンサー契約を結び、昨年12月にはサウジアラビアで「The Ring V: Night of the Samurai」を開催し、メインで井上対アラン・ピカソ(メキシコ)の世界戦、セミで中谷対セバスチャン・ヘルナンデス(メキシコ)のスーパーバンタム級のテストマッチを組むなど日本の代表選手を登場させた。
「リヤドシーズン」は、サウジアラビアだけでなく、これまでニューヨークや、ラスベガスにも進出。昨年9月にラスベガスのアレジアント・スタジアムで7万人以上のファンを集め、クロフォードがスーパーミドル級の4団体統一王者のサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)を3-0判定で下して、3階級4団体統一の偉業を果たしたビッグマッチもリヤドシーズンの主催興行だった。
 気になる井上の相手候補はバムだ。ここまで23戦23勝(16KO)無敗の2階級制覇王者で高いKO率を誇る強打のサウスポー。那須川天心に敗れたメキシコのレジェンドのファン・フランシスコ・エストラーダを倒し、井岡一翔が2度敗れたフェルナンド・マルティネスもキャンバスに沈めた。6月13日には、2階級上の井上戦の布石として、3階級制覇目となるバンタム級のWBA世界正規王者であるアントニオ・バルガス(米国)への挑戦が決まっている。

 

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