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阪神の黄金ルーキー、立石がプロ初打席で初球をヒットにした(写真・黒田史夫)
阪神の黄金ルーキー、立石がプロ初打席で初球をヒットにした(写真・黒田史夫)

初打席初球安打デビュー阪神の立石正広は噂通りの“怪物”なのか…藤川監督が「スイングがいい。いい一歩になった」と称賛の“遅れてきた”黄金ルーキーの可能性と課題とは?

 阪神のドラフト1位のルーキー、立石正広(22)が19日、倉敷での中日戦で「6番・左翼」でプロデビュー、2回の第1打席でプロ初ヒットを記録した。7回二死満塁では中飛に終わるなどしたが、チームは佐藤輝明(27)の12号2ランなどルーキーに刺激されたかのように打線に火がつき4-2のスコアで勝利した。藤川球児監督(45)は「スイングがいい。いい一歩になった」と称賛した。立石は噂通りの怪物なのか。

 藤川監督もプロ初打席の初球に振れたことを称える

 やはりただものではない。ドラフトでは広島、日ハムと3球団が競合したものの自主トレから3度の故障で出遅れていた黄金ルーキーが42試合目にして1軍昇格し、藤川監督はいきなり「6番・左翼」でスタメン起用した。
 2回の先頭で回ってきたその第1打席だ。
 侍ジャパンに選ばれた2年目の左腕、金丸が外角に投じた初球のストレートにスイングを仕掛けてセンター前へ運んだ。
 一塁ベース上で立石は「よっしゃ!」と声をあげ、ベンチでは森下が右手を突き上げて祝福した。
 藤川監督が試合後のテレビインタビューで「バットが振れるか。ベンチでも、みんなそういう声を出してましたね。みんな(プロデビュー戦となる)第1打席があったことのある選手たちばかりですから。とにかくなんでも振ってこいとみんな言ってましたね」と明かす。
 その難しい初球からバットを振れたことが立石の非凡さを示した。
 だが、3回一死一塁の第2打席は、変化球を2球続けて見せられた後の149キロのストレートに詰まってショートへの併殺打、5回二死一、三塁の第3打席は、スプリットでタイミングを外され、プロ初三振。さらに7回には二死満塁のチャンスに打席が回ってきたが、潮崎を真似た高速シンカーを持つ伊藤の内角のシンカーに少し差し込まれてセンターフライに終わった。
 藤川監督は「スイングはいいですよね。いい一歩になったと思いますけどね」と称賛。
「ランナーもたくさんたまった状態で(打席が)来るし、とにかく健康に努めながら、どんどん前向きに挑戦していくことですね」とエールを送り、その後のチャンスでの凡退については、「そんなの全然関係ないですね」と一蹴した。
 現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は立石のデビュー戦をこう評価した。
「バッターボックスではホームプレートより離れて立っている。スタンスはややクロス。そこから踏み込んでいくスタイルは、メジャーの野球を手本にしているのかなと感じる。外国人選手のようなスタイルだ。練習を見ていると、これもボールに角度を付けようと、今主流のアッパー気味だが、実戦になるとレベルに振れている。ヘッドを内から外へ。踏み込んではいくが、意識はセンターから右へあるように見えた。これは理想的だ。バットスイングはコンパクトで速く飛ばすパワーもある。プロ初打席で初球からは振れないものだし、1本出たことで、次の試合からは楽に打席に入れるだろう。我慢して使いたくなる選手だ」

 

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