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阪神は2回の反撃機を原口のハーフスイングの“誤審疑惑”で潰し得点につなげることができなかった
阪神は2回の反撃機を原口のハーフスイングの“誤審疑惑”で潰し得点につなげることができなかった

阪神は原口ハーフスイングの“誤審疑惑“が原因でヤクルトに敗れたのか…ネットで沸騰したリクエスト必要論議

 三宅氏は、「レギュラーシーズンの優勝チームと12ゲーム差をつけられて借金3の3位で終わった阪神との自力の差が出た。特に打力の差が目立った」と指摘した。
 その打力の差とは「ボールを見極める能力の差と、ストレートを打ち返せるバットスイングの差だ」と付け加えた。
 1回のヤクルトの攻撃にそれが象徴されていたという。
「西は二死から山田をカウント1-2と追い込みながら警戒しすぎて四球で歩かせた。山田は外、低めのボールを見極めて手を出さなかった。続く村上もそう。オスナも、外の誘い球には手を出さず、1打席に必ず1球は来ると読んだ内角球だけに的を絞って打ち損じすることなくホームランにした。つまりボールの見極めができるのは、何が来るかの読み、準備ができているということ。対する阪神はボール球に手を出すシーンが目立った。高めに手を出せば、低めのボールを見極める力が落ちる。何が来るか、何を狙うかの準備不足に思えた」
 オスナの先制3ランは、カウント1-2からの内角シュートを引っ張ったもの。そこまでの3球は、外で揺さぶられたが、まったく反応しなかった。
「西はボールを見極められるので、よりコントロール重視にならざるを得なくなり、必然、腕の振りが鈍くなってボールがキレなくなるという悪循環に陥っていた」と三宅氏。
 結局、ファイナルSに温存していた西は4回5失点KO。
 また三宅氏は、「阪神の打者はヤクルトに比べるとストレートに立ち遅れてインサイドを苦手としている。佐藤がその典型。野村克也さんが“打撃の8割はタイミング”と言っていたが、打席でのタイミングを取る始動が遅いので、インサイドのストレートに対応できず、そこを意識するあまり、外の揺さぶりについていけない。ヤクルトバッテリーは配球に苦労はいらなかった」とも分析した。
 佐藤は5回から3打席連続三振に終わっている。横浜DeNAとのCSファーストS第3戦では、貴重な本塁打を放っているが、それが復調のきっかけにはならなかった。
 ヤクルトには1勝のアドバンテージがあるため、これで2勝。阪神は今日13日に敗れると王手を許すことになる。その第2戦の先発は藤浪とサイスニード。9勝6敗のサイスニードと今季阪神は3度対戦して1勝0敗、防御率2.84で、10月2日には7回1失点に抑えられている。打線の得点力には期待ができないだけに藤浪の肩にすべてがかかっている。どこまでゲームを作れるのか。その藤浪は今季ヤクルトに開幕戦を含む2試合に先発し0勝1敗だが、防御率2.08と相性は悪くない。ここさえ踏ん張れれば第3戦にエース青柳、第4戦に伊藤が控えていて「守り勝つ野球」での逆襲も可能となる。
 (文責・RONSPO編集部)

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