• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 海外メディアは日本とクロアチアの“死闘”をどう報じたのか…「延長戦の経験の差」「PKの練習をしていなかったよう」「侍ではなく催眠術療法士」…モドリッチ「難しい試合だった」の声も
PK戦でクロアチアに敗れて8強進出を逃した日本。キャプテンの吉田は4人目として重圧のかかるPKを蹴ったがリバコビッチに止められた(写真・AP/アフロ)
PK戦でクロアチアに敗れて8強進出を逃した日本。キャプテンの吉田は4人目として重圧のかかるPKを蹴ったがリバコビッチに止められた(写真・AP/アフロ)

海外メディアは日本とクロアチアの“死闘”をどう報じたのか…「延長戦の経験の差」「PKの練習をしていなかったよう」「侍ではなく催眠術療法士」…モドリッチ「難しい試合だった」の声も

 英ガーディアン紙は「PK戦でリバコビッチの英雄的な活躍でクロアチアが日本を打ち負かす」との見出しを取り、日本については、こう触れた。
「日本のベテランDF長友佑都は、試合前日に侍魂を喚起させたが、侍というよりも 彼らは不眠症を直そうとする催眠術療法士のようだった。火は燃やし続けられた。だが、それは16強で4度目の敗退を喫した日本にとってつらい現実が訪れるずっと前から、PK戦の様相を呈していた」と、皮肉をこめて厳しく報じた。
 米ESPNは「クロアチアがPK戦で勝利して準々決勝に進む。日本にとっては悲痛」との見出しを取り、「クロアチアはロシアW杯での素晴らしい快進撃(準優勝)の4年後にその再現をもくろんでいる」と伝え、クロアチアのPK戦勝利を伝えた。
 記事は「ドイツとスペインをグループステージで破って今大会の象徴的なシンデレラとなっている日本は、前田大然の一撃で前半にリードを奪い、番狂わせをもう一度起こしそうな気配を手中に収めた。だが、前半のポゼッションでたびたび不用意だったクロアチアが後半に入ってより正確性を増し、試合が進むにつれてチャンスを手にし始めた」と試合展開を紹介。
 さらにこうまとめた。
「ウィングから崩す日本の攻撃プランはクロアチアの中盤の優位性をなくした。日本はリードを奪う前にサイドからいくつかチャンスを作り出した。だが、後半はリードがあるにもかかわらず、ゆとりのなさそうなプレーをし、試合が進むにつれて彼らの自慢のカウンターアタックは一度も決まらず、PK戦は最初から残念なものだった。最終的に日本は、よくあるつらい終わり方を迎えた」
 クロアチアは準々決勝で韓国に大勝したブラジルと対戦する。

関連記事一覧