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W杯トロフィーを手にしたアルゼンチンのメッシと、先発落ちするなどして準々決勝で敗退したポルトガルのロナウドは明暗をわけた(写真・新華社、AP/アフロ)
W杯トロフィーを手にしたアルゼンチンのメッシと、先発落ちするなどして準々決勝で敗退したポルトガルのロナウドは明暗をわけた(写真・新華社、AP/アフロ)

メッシとクリロナの明暗…SNS「いいね」数で差がつき”鉄人”マテウス氏は「ロナウドのW杯はメッシと正反対で大失敗」と苦言

 

 最後のW杯となるかもしれない2人のスーパースターが明暗を分けた。
 ついに悲願のW杯トロフィーにキスをしたアルゼンチンのメッシと準々決勝でモロッコに敗れたポルトガルのロナウドだ。共に5大会連続出場で、これまで優勝できなかった点は同じだったが、メッシはグループステージからの全試合に先発出場して決勝のフランス戦での2ゴールを含む、7ゴール3アシストの大活躍でチームを牽引して2度目のMVPを獲得したのに対して、ロナウドは、グループステージ初戦のガーナ戦でPKを決めて史上初の5大会連続ゴールを決めたものの、韓国戦では途中交代を命じられ、ピッチを出る際に発した言葉や態度を巡って物議を醸した。また決勝トーナメント1回戦のスイス戦は先発から外されて後半からの出場となり、準々決勝のモロッコ戦も続けて後半6分からの出場となり、また不発に終わった。ロナウドは、敗戦後、ピッチで監督やチームのメンバーと話すことも、サポーターに挨拶をすることもせずにすぐに泣きながらロッカーへ戻り、翌日にインスタで、「W杯優勝の夢は終わった」と綴り、“W杯引退”を発表した。
 一方、ロナウドより2歳年下のメッシは、大会前には「これが最後のW杯になる」と語っていたが、優勝後には、「世界チャンピオンとしてあと数試合は続けたい」と代表引退を撤回。
 スカローニ監督も「次のW杯に向けて、彼の居場所を確保すべきだと思う。彼が代表でプレーを続けたいのであれば、我々と一緒にいるだろうし、彼が自分のキャリアをどうするかを決める権利を獲得したと思う」と、メッシの2026年北米W杯への出場の可能性を示唆した。
 元ドイツ代表で1990年のW杯イタリア大会で優勝。史上最高のMFと言われ、メッシに今大会の決勝戦で抜かれるまで、W杯史上最多出場25試合の記録を持っていた“鉄人”マテウス氏がドイツの新聞「ビルト」のコラムで辛辣な意見を述べた。
「ロナウドはメッシとは正反対で、間違いなくこのW杯で一番の失敗だった。ロナウドは自らのエゴがチームの負担になっていたし、すべてが裏目に出ていた。彼はかつての偉大な選手でありワールドクラスのゴールスコアラーだった。だが、今、彼は自らが達成したイメージに大きなダメージを与えた。彼の新たなクラブ(での活躍)を想像するのは難しい。このような終わり方になって気の毒だ」
 辛口評論で知られるマテウス氏は、こうぶった斬った。
 舌禍問題でマンチャスターユナイテッドを契約解除されたロナウドはサウジアラビアの名門クラブ「アル・ナスル」から約500億円を超える巨額オファーを受けて合意寸前だという。

 

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