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前日オッズ5番人気のディフェンディング王者エフフォーリアは有馬記念で復活できるのか?
前日オッズ5番人気のディフェンディング王者エフフォーリアは有馬記念で復活できるのか?

今日、有馬記念…前王者エフフォーリアは復活ドラマを演出できるのか…5頭が前日オッズ10倍を切る“戦国レース”

 エフフォーリアは復活できるのか。
 最終結論を出す前に興味深い指摘をした元ジョッキーがいる。それはコンディションなどではなく、もっと根本的な問題。つまり、横山武騎手と馬の息が合っていないのではないかという衝撃的な内容だった。
「エフフォーリアに関して、いろんな敗因が挙げられてますが、私には馬が反抗しているように思える。今回走らなければ一度、スイッチ(乗り替わり)するのもひとつの手では」
これは、あくまでも、この元ジョッキーの独断の意見だが、順調なライバル陣に比べると、全幅の信頼を置けるまではいたっておらず、馬券的には「抑え」が妥当なのかもしれない。
 3枠6番と絶好枠を引いたヴェラアズールには勢いがあり、3歳で天皇賞・秋を制するなど昨年のエフフォーリアと同じ軌跡を描くイクイノックスが最有力馬。前日オッズでは1番人気の2.9倍だ。さらに調教師に転向するため、ここが最後の有馬記念となる福永祐一騎手が騎乗する菊花賞2着のボルドグフーシュや、エリザベス女王杯を制し、今度は有馬記念の母子制覇を狙うジェラルディーナなど「買いたい馬」は多い。
 しかし、そういう予想を裏切るドラマが生まれるのが有馬記念である。
 有馬記念では、過去にオグリキャップ、トウカイテイオー、グラスワンダーなどの名馬が一時のスランプや故障を克服し、劇的に復活したケースがあり、今でも語り継がれている。
 その歴史にエフフォーリアの名前が刻まれても何ら不思議はないだろう。
実際、今年勝ち星がなく「早熟だった」、「終わった」という声も聞かれる一方でファン投票は2位だった。依然として熱い支持を受けている。
今年の世相表す漢字は「戦」。5頭の前日オッズが10倍を切るという激戦の有馬記念にドラマは生まれるだろうか。

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