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4連敗を喫したアスレチックスの藤浪が中継ぎへ配置転換(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
4連敗を喫したアスレチックスの藤浪が中継ぎへ配置転換(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

米メディアは藤浪晋太郎の中継ぎ配置転換をどう評価したのか…「もしかしたらチームにとってプラスに作用する動きになるかも」

 サンフランシスコクロニクル紙は「アスレチックスが役に立たない藤浪をブルペンに配置転換」という厳しい見出しをとって報じた。
 記事は、ここまでの4連敗を「チームは藤浪に日本時代の登板間隔と同じ1週間に1度、土曜日に先発させることでシーズンをスタートさせた。彼は最初の1カ月でMLB打者相手に苦闘した。対戦打者は、藤浪の速球に対して打率.320でスライダーに対しては打率.357。最も効果を発揮している球種はスプリッターで打率.150だったが、速球を制球できなかった土曜日の登板が良い例で、彼はそのスプリッターをボールゾーンに落とすのではなく、ストライクを取るために投げねばならず効果は薄れていた」と分析。
 その上で藤浪の問題点を「チーム防御率が7.97となっていた投手陣の中での問題が藤浪だった。1週間に1度の先発という日程に加え、藤浪が短いイニングで降板するので、手薄となっていた中継ぎ陣をさらに注ぎ込むことになり、投手陣に深刻な影響をもたらしてきた」と指摘した。
 そして中継ぎ起用に関してのコッツェー監督のコメントをこう抜粋した。
「将来的には、長いイニングでの救援登板の可能性がある。彼には自信を取り戻してもらいたい。速球、スプリットの2つは、ブルペンで圧倒できるだけの球種になる。彼が、問題から立ち直るように願い、自信をつけさせて、成長を続けさせたいと思っている」
 藤浪は阪神時代に中継ぎで結果を残したシーズンもある。まずは中継ぎから失った信頼と自信を回復することをチームもファンも願っているようだ。

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