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  • 「何も悪いことをしていないのに非難は辛い」全仏“ボールガール直撃失格問題”でプロ選手協会が加藤未唯の処分を「不当」と声明もバッシングされている対戦相手はSNS“2次被害”を訴える
女子ダブルスでボールガールにボールをぶつけ失格となった加藤未唯が混合ダブルスで準決勝進出。パートナーのベッツ(右)が援護コメントを出した(写真:picture alliance/アフロ)
女子ダブルスでボールガールにボールをぶつけ失格となった加藤未唯が混合ダブルスで準決勝進出。パートナーのベッツ(右)が援護コメントを出した(写真:picture alliance/アフロ)

「何も悪いことをしていないのに非難は辛い」全仏“ボールガール直撃失格問題”でプロ選手協会が加藤未唯の処分を「不当」と声明もバッシングされている対戦相手はSNS“2次被害”を訴える

 さらにプッツは、こう加藤を援護した。
「彼女がボールガールにボールをぶつけたことは分かっているが、ぶつける意図はなかった。怒りを込めたものではなかったと思う。みんながあの映像を見ただろう。彼女のしたことに悪意はまったくなかった。とはいってもボールはボールガールに当たってしまった。ただ、おそらくその状況を(審判団の)誰も見てもいない。スーパーバイザーが2人やってきた。彼らが見たものはボールが当たって泣いているボールガールだった。あの瞬間に判断を下すことはとても難しい」

 一方で当初は警告だったが、ブズコバ、ソリベストルモの執拗な抗議で、処分が失格に変わったことで、「スポーツマンシップに欠けている」と猛バッシングの的となっているブズコバ、ソリベストルモが、どう抗議したかという内幕も明らかになった。
 ニューヨークポスト紙が、ロイターの報道を引用する形で報道したもので、「ボールガールがボールをぶつけられた後、アレクサンドル・ジュゲ審判は、当初、加藤に警告を与えた。だが、それがルール違反によって失格になると主張するブズコバとソリべストルから圧力を受ける形となった」と紹介した上で、その際のやりとりについて触れた。
 当初、ジュゲ審判は、ネット越しに大声で抗議するペアに対し、「違う、違う。説明をさせてほしい。(加藤に故意にぶつける)意図はなかった。(ボールガールは)怪我をしていない」と答えたという。すると、ソリべストルモが「彼女には悪意があったのではないのか?(ボールガールの)彼女は泣いているじゃない」と主張。
 ブズコバも「彼女は血を流しているじゃない」と訴えて、審判が席を立ちボールガールの状況の確認をすることを促したという。そして大会スーパーバイザーが姿を見せて加藤組に失格を宣告することになった。
 テニス関係者やファンから相次いで非難を受けることになったブズコバ、ソリベストルモ組だが、ブズコバが「私たちのせいではない」と、チェコの地元メディアに釈明したことに続き、ソリベストルモも、シングルス3回戦で敗退後の記者会見で対応。フランスのレキップなど複数のメディアによると、こう答えたという。
「私とマリエ(ブズコバ)は、人々の非難の意見を見るのがつらい。私たちは、審判員の方に何が起きたかを説明しただけ。ボールガールが泣いていたため、“何かが起きたのか”“ボールが直接、彼女に当たった”と言った。審判員は、それを見ていなかったので、(失格処分は)スーパーバイザーの決定。私たちは何もしていない」

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