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青森山田高校の監督から転身した黒田監督がJ2町田の快進撃を生み出している(資料写真・松尾/アフロスポーツ)
青森山田高校の監督から転身した黒田監督がJ2町田の快進撃を生み出している(資料写真・松尾/アフロスポーツ)

「クレームをつけられる理由はない」ロングスローにブーイングが飛び交うなどプレースタイルに賛否起きたJ2町田がJ1横浜F・マリノスを4-1で破る金星を挙げた理由とは?

 相手がマリノスでも、絶対に負けられない理由もあった。
 3万8000人を超える大観衆が駆けつけた新国立競技場で、J2で2位につける東京ヴェルディと2-2で引き分けた9日のJ2リーグ戦後。敵将の城福浩監督(62)が「時間を分断する行為がものすごく多い」と町田の試合内容に苦言を呈して物議を醸し出した。
 接触プレーのたびに町田の選手が倒れると指摘した城福監督は、さらに「もうやれないかと思うくらい痛がって、直後にプレーをする。これを繰り返されるなかでよく我慢した」と続けた。直後からネット上では、町田のスタイルをめぐって賛否が飛び交った。
 この日の天皇杯3回戦でも町田の十八番、ロングスローが繰り出されるたびにマリノスのファン・サポーターからブーイングが飛んだ。投げる前にボールをタオルで入念に拭く行為が時間稼ぎと非難されたなかで、前半途中にはスロワー役のMF稲葉修土(30)が西村雄一主審(51)から注意も受けた。以降のロングスローは、タオルで拭かずに投げている。
 ブーイングはもちろん黒田監督の耳にも届いていた。
「ルール上でダメというわけでもない以上は、われわれの武器として使っていく。相手にクレームをつけられる理由もないので、そこはぶれずにやっていく。いろいろと言う方はいますけど、それに対していちいち答える必要はないと思っています」
 マリノス戦で9度を数えたロングスローに黒田監督はこう言及した。さらに堅守速攻をベースにセットプレーとデュークに象徴される個の力を前面に押し出す戦い方が、常勝軍団と呼ばれた青森山田高の延長線上にあると揶揄されている点にも持論を展開した。
「よく勝利至上主義と言われていますけど、勝利至上主義と勝利にこだわる姿勢、細部にこだわっていく姿勢は全然違うし、相手を常にリスペクトしながら戦っている。そこの部分での言葉使いというか、言葉選びのところでちょっと誤解されているようなところがあるのかもしれませんが、これからも町田のサッカーでしっかり勝利を追求していきたい」

 

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