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3年連続でオールスター出場を果たした大谷翔平にア・リーグ最多得票のトロフィーが贈られる(写真・AP/アフロ)
3年連続でオールスター出場を果たした大谷翔平にア・リーグ最多得票のトロフィーが贈られる(写真・AP/アフロ)

「本当のことを言えば多くの人が大谷に働きかけた」米メディアは球宴での大谷翔平への「シアトルに来て!」コールをどう分析したか…全ア監督が“隠れた争奪戦”舞台裏を明かす注目発言

 メジャーリーグのオールスター戦が11日(日本時間12日)、シアトルのマリナーズの本拠地T-モバイルパークで行われ、ア・リーグ最多得票(264万6307票)で選出されたエンゼルスの大谷翔平(29)がア・リーグの「2番・DH」で先発出場。2打席立ち三振、四球に終わったが、今オフにFAとなる二刀流スターに対して地元マリナーズのファンから「シアトルに来て!」の異例の熱烈コールが起きた。米メディアの報道も、この話題と去就に関するものが多くを占めた。なお試合は3ー2で11年ぶりにナ・リーグが勝利した。

 ド軍フリーマン「全30球団が大谷を欲しがっている」

 

 異例の大合唱が起きた。
「Come to Seattle!」
「2番・DH」でスタメン出場した大谷が1回一死から最初の打席に入り、1球目の変化球を見送った直後だ。満員のマリナーズの本拠地を異例のチャントが包んだのだ。
 2週間後にトレード期限の8月1日(日本時間2日)が迫り、今オフにFAとなる大谷の去就について全米が注目しているが、マリナーズのファンにすれば、なんとしても、我がチームに来て欲しいとの願いがあるのだろう。
 この時、中継局は特別にマイクを付けてプレーしていたドジャースのフレディ・フリーマンとムーキー・ベッツと中継を結び、アナウンサーが「シアトルに来てとファンがコールしている。君たちも大谷を誘いたいか」と呼びかけると、2人は「それをやったらタンパリング(事前交渉の不正)だよ」と笑い、フリーマンは「でも全30球団が彼を欲しがっていると思うよ」と答えた。
 結局、大谷はダイヤモンドバックスの今季11勝のザック・ギャレンのウイニングショットであるカーブを振って三振。元同僚のジャイアンツのアレックス・カッブと対戦した4回の第2打席は四球を選び、「打ちたい」と宣言していた本塁打は、来年に持ち越しになって3度目の球宴出場を終えた。
 試合後の公式会見で異例のチャントについて聞かれた大谷は、「聞こえてはいたが、打席は打席で集中していました」と苦笑いを浮かべていた。
 球宴中に大谷は、あらゆる取材機会で去就についての質問を受け続け、その度に「わからない」と答えた。恒例の前日会見では、「どの選手からどんな誘いを受けたか」と聞かれ「それは秘密」と返答している。
 米メディアもこの異例のチャントが起きたことを一斉に大きく取り上げた。

 ロサンゼルスタイムズ紙は「大谷がマリナーズのユニホーム?二刀流スターが後半戦にプレーする機会は多くある」との見出しを取り、こう伝えた。
「善良なシアトルの人々が彼らの心の内を吐露し、彼らの声をひとつにして爆発させた。大谷が、この秋にどうするか、どのチームともしくはなぜそのチームと彼が契約するのかは誰にもわからない。だが、もしファンが彼の決断に影響を与えることができるとすれば、いや、それはおそらくできないのだろうが、試してみる価値はあるだろう。Tーモバイルパークで完売となった火曜日のオールスターゲーム。全米のテレビ視聴者が見守る中でシアトルファンが、大谷が打席に入る前に咳ばらいをした。そして連呼が始まり、大きくはっきりと何度もこう繰り返した。『シアトルに来て!シアトルに来て!』と」
 同紙は大谷がマリナーズについて「ファンが情熱的」「町が綺麗」とコメントしたことや、去就に関する一連のやりとり、最も印象に残った選手としてベッツの名前を上げ、さらにマーリンズのルイス・アラエスから二塁ベース上で「“お前の足が必要だ”みたいな冗談を言われた」ことなどを紹介した。

 

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