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日大の林真理子理事長がアメフット部員の大麻&覚せい剤使用容疑での逮捕問題について会見を開いた
日大の林真理子理事長がアメフット部員の大麻&覚せい剤使用容疑での逮捕問題について会見を開いた

「史上最悪の会見」日大アメフット部員の大麻&覚せい剤逮捕に関する林真理子理事長ら大学トップ3の会見に見えた矛盾と違和感

 日本大学のアメリカンフットボール部の現役部員が5日に大麻及び覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された問題に関して同大学の林真理子理事長、酒井健夫学長、澤田康広副学長の3人が8日、都内の日大の大学本部で記者会見を開いた。謝罪&事情説明の会見だったはずだが、多くの疑念が残り、矛盾と違和感だけが浮き彫りとなる“最悪”の会見となった。

警察に報告するまでの12日間の空白

 

 衝撃の現役部員の大麻&覚せい剤の取締法違反容疑による逮捕から3日後に開かれた緊急会見は、日大トップ3の謝罪から始まった。だが、それこそ“おざなり”の謝罪にすぎず、謝罪&事情説明であるはずの会見は、まるで日大という“大組織”を防衛するための釈明会見だった。
「史上最悪の会見」と言っていい。
 酒井学長によると、6月30日に警察から「アメフット部の寮で大麻を使用している可能性がある」と連絡があり、その日のうちに、澤田副学長らが、学生寮に立ち入ったが違法な薬物は見つからなかった。
 7月6日に警察から再度、大麻使用疑惑の指摘があり、日大は、自主調査を希望し、警察サイドも「大学に調査を委ねたい」と、その申し出を認めたため、同日中に11人の任意の持ち物検査、3人のヒアリング調査を実施したところ、一人の部員が提出した容器の中から「茶葉のような植物の細片が付着したパケと呼ばれるビニール袋と錠剤の不審物が見つかった」という。同大学は、この時点では警察に届けず、さらに7日から27日にかけて23人のヒアリングと16人の持ち物検査、10人の元寮生への持ち物検査やヒアリングを行い、18日になってようやく警察に報告。19日には、警察が大学を訪れて事情聴取が行われ、20日に押収物を引き渡したという。8月3日の寮の家宅捜索を経て5日に部員一人の逮捕に至った。
 林理事長は、家宅捜索を受ける前日の8月2日に囲み取材を受けて「大麻はありえません。それはない」と疑惑を完全否定していた。結果的に、これは嘘であり「何も知らされていないお飾りの理事長ではないか」の批判の声も出た。林理事長は、「私の言葉足らずの発言が混乱を招いた。反省している」と謝罪したものの「発見されたものが違法かどうかの確認を進めていたところで、その確認の連絡を受けていないという意図での発言」「なんとか大麻でありませんようにと祈るような気持ちだった」との苦しい釈明に追われた。
 押収物の写真を見せられたのは7月13日だったという。
 それよりも問題は警察の報告まで12日間の空白を作ったことにある。
 大麻と思われる物質を見つけながら警察に報告するまでに12日もの期間を要した。その理由を酒井学長は、「違法薬物との確証がなく、ヒアリング調査を進めてから、まとめて報告するつもりだった」と説明した。だが、これは非常に矛盾した発言で確証がなければ、すぐさま警察に連絡して鑑定に出すべきだった。
 さらに元検事でもある澤田副学長は、「見た感じは、微量で細かく大麻のカスかもしれないと思った」と明かしている。元捜査の専門家は違法薬物だとの認識を抱いていたのだからなおさらだろう。
 さらに澤田副学長は、こう補足した。
「我々は捜査機関ではなく教育機関。反省させて自首させたいと考えた。その日には自首できる状況ではないと判断した。すぐにブツを引き渡すことはしなかった」

 

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