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山本争奪戦が激化。ヤンキースの交渉を前にジャイアンツが面談していた
山本争奪戦が激化。ヤンキースの交渉を前にジャイアンツが面談していた

山本由伸の争奪戦が激化!「ジャイアンツが今日のヤンキースとの交渉を前にすでに面談していた」

 リックスからポスティング申請している山本由伸(25)がジャイアンツと面談したことが12日、明らかになった。ESPNの記者が報じたもの。今日12日にはヤンキースと面談する予定で、移籍先は、大谷翔平(29)の獲得に成功したドジャース、スティーブ・コーエンオーナー(67)がわざわざ来日してディナー会談を持ったメッツ、そしてレッドソックスを含めた5球団に絞られた。クリスマスまでの2週間以内に決着がつくと予想されている。

 3億ドル(約435億円)の攻防か

 

 山本を巡る激しい争奪戦が佳境を迎えている。
 日本時間12日、ESPNのバスター・オルニー記者が「ジャイアンツが昨日(現地時間10日)に山本と会談をした」とXに投稿した。
 ジャイアンツは大谷争奪戦にも乗り出しており、サンフランシスコでの面談までこぎつけていたが、ドジャースに敗れた。2年連続でポスト・シーズン進出を逃して、元巨人のゲーブ・キャプラー監督を解任、名将で知られるパドレスのボブ・メルビン氏を3年契約で新監督に迎えた。ローテ―強化に山本は何が何でも欲しいのだろう。
 山本争奪戦に関しては、先週、メッツの大物オーナーであるコーエン氏とデビッド・スターンズ編成本部長が、秘密裏に来日して山本の家族を交えてディナーを共にしながら面談した。米スポーツサイトのジ・アスレチックによると、同チームの千賀滉大の通訳を務めているヒロ・フジワラ氏が一緒に来日して通訳したという。
 同メディアによると、山本は同じチームに日本人選手の千賀がいることに対しての拒否反応はなく、千賀も山本の獲得交渉の成功に向けてバックアップを約束している。
 そして今日12日には、ヤンキースがロスを訪れ、山本が代理人契約を結んでいるワッサーマンの事務所で面談を行う。ニューヨークの放送局SNYによるとヤンキースは、オーナーのスタインブレナー氏、9月9日にZOZOマリンでのロッテ戦で山本が達成したノーヒットノーランを目の前で見たキャッシュマンGM、ブーン監督、ブレイク投手コーチら、上級幹部が総出で交渉に臨む予定だという。ヤンキースは1年前から山本のために背番号「18」を空けて待っていた。
 またニューアーク・スター・レジャー紙は、先日、ヤンキースOBで現在GM特別アドバイザーの職にある松井秀喜氏が、山本の代理人であるジョエル・ウルフが元代理人だったという共通点もあり、山本獲得を全面的にサポートするという情報を伝えた。
 また大谷と10年7億ドル(約1015億円)で契約合意したドジャースも山本争奪戦に参戦してくる。大谷が贅沢税を軽減させるために年俸の後払いを申し出てくれたおかげで、山本獲得も可能になった。
 さらにレッドソックスも山本争奪戦に参戦しており、移籍先候補は、ヤンキース、メッツ、ジャイアンツ、ドジャース、レッドソックスの5球団に絞られた。
 契約金に関しては、MLB公式サイトは、「3億ドル(約435億円)近くになる」と予想。ジ・アスレチックも「2億ドル(約290億円)の遥か上」との見解を述べている。マネーゲームになれば、潤沢な資産を持つコーエン氏が陣頭指揮をとるメッツが有利だとされているが、山本も、大谷同様、契約金以外の条件を重要視しており、今後の交渉の行方が注目される。ジ・アスレチックは、複数の関係者の話として「2週間以内に決まるだろう」と予想している。クリスマスまでに決着がつくことになりそうだが…。果たして山本は、どんな決断を下すのだろうか。

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