• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 言葉を濁し消化不良だったロッテ佐々木朗希の契約更改会見…彼はいつメジャーに挑戦するのか…米メディア見解も割れる
ロッテの佐々木朗希が契約合意して会見を行ったが、何が争点でどんな契約になったかが不透明(写真・黒田史夫)
ロッテの佐々木朗希が契約合意して会見を行ったが、何が争点でどんな契約になったかが不透明(写真・黒田史夫)

言葉を濁し消化不良だったロッテ佐々木朗希の契約更改会見…彼はいつメジャーに挑戦するのか…米メディア見解も割れる

 米メディアも近い将来メジャーリーグのマウンドに立つ可能性のある佐々木が1年契約で千葉ロッテと合意したことに注目した。
 CBSスポーツは「日本の天才、佐々木は、プロのシーズンで、わずか3年しかプレーしておらず、22歳になったところだ。日本のプロ野球のルール(国際FAルール)は、2026年の後までそこに留まることを示唆しているが、彼は可能な限り早くMLBチームに向けてポスティングされることに興味を見せてきた」と紹介した。
 同メディアは昨季の成績と共にWBCで日本代表として2度先発して7回2/3を投げて1勝0敗、防御率3.52で11三振を奪っていることを追記。
 RJアンダーソーン記者の佐々木のスカウティングレポートが掲載されている。
「佐々木は、90マイル後半の速球と破壊的なスプリッター/フォークボールの2つの大きな武器を持っており、年齢や持ち味からするとボールを制球できる感覚が驚くほど良い。彼はプロで対戦した打者の34%を三振に仕留めているが、四球はわずか5%。参考までに、この29%の差は2023年のメジャーでアトランタ・ブレーブスの“火炎放射器”スペンサー・ストライダーに次ぐ2位にランクされていた。ただ、佐々木は耐久性を向上させる必要がある。昨年は腹斜筋の負傷で91イニングの登板にとどまった。過去1度しか(100イニングの)大台をクリアしていない。それがなければ、佐々木はすでに地球上で最も才能のある投手の一人であると言えるだろう」
 佐々木にローテ―を守る基礎体力が不足していることを指摘した。
 またメッツ専門サイトのMetsmerized Onlineは「佐々木が1年契約をNPBで結ぶ」との見出しを取り「22歳で日本のスーパースター投手の佐々木が千葉ロッテ・マリーンズと2024年シーズンの契約に合意した。佐々木は、過去にできるだけ早くMLBチームにポスティングされることに興味を見せていたと噂されるが、球団は(25歳ルールが適用されない)2026年まで彼を保有することに関心を持っているかもしれない。しかし現時点で佐々木は2024年までの契約を結んだだけ。オフにポスティングが実現すれば、彼は23歳でMLBのフリーエージェントとなることが許されるかもしれない」との見立てを報じている。
 一方のスポーツサイトのSportskeedaは、佐々木の契約合意のニュースを報じる記事の中で「MLBへの移籍目前とされる噂の一方でファンたちは少なくとも佐々木のプレーを自分たちの近くのチームで見るまで1年は待たなければならないだろう。わずか22歳の佐々木はすでに日本プロ野球で2度オールスターに出場し、完全試合も達成している。MLBの市場が、彼を獲得しようと食指を伸ばしているが、この若きエースは少なくとも2025年まで北米にはやってこないだろう」と伝えた。

 

関連記事一覧