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佐々木朗希の復帰が長期化する模様(写真・AP/アフロ)
佐々木朗希の復帰が長期化する模様(写真・AP/アフロ)

「佐々木朗希は成功する投手には見えない」ロバーツ監督が「強度を上げる状態にない」と復帰長期化を明かしたことが米メディアで物議…アナリスト辛口意見や「9月の戦いまで焦らせるな」の声も

 同じくドジャース専門メディアである「ドジャースウエイ」は、こんな見解を報じた。
「佐々木に痛みがないのは素晴らしい兆候だが、ドジャースの残りの投手の進行状態を考えると、彼の投球の進行の遅れは、理想からはほど遠い。それでもドジャースは彼のリハビリを急ぐべきではない。シーズン終盤やプレーオフの試合で投手陣に厚みが必要なときに、彼が再び怪我をすることなく戦力になっていることが必要なのだ」
 比較的好意的な意見だ。
 ただ一方で厳しい意見もある。
 現在、佐々木はチームに帯同してリハビリを進めているが、ヤフースポーツのポッドキャスト番組「Baseball Bar-B-Cast」のホストでアナリストのジョーダン・シュスターマン氏は、同番組内で「それ(復帰プロセス)を大リーグで展開し続けることが(復帰へ)積極的に役立っているかどうかはわかない」と否定的な意見を述べた。
「例えば(3Aの)オクラホマシティで5回の先発登板をし、より少ない人の前で、よりレベルの落ちる打者を相手に、物事に取り組むバージョンがあると思う。そうすれば、彼は戻ってきて、成功するための準備が整うことができるようになるだろう」
 マイナー落ちしての調整を薦めた。
 そしてシュスターマン氏は歯に衣を着せぬ厳しい意見をぶちまけた。
「いずれにせよ彼は成功する立場に置かれている投手のようには見えない。それが最もシンプルな言い方だ」
 ドジャースでは、スネル、グラスノーに続き、大谷翔平もライブBPを3度行い、トミー・ジョン出術明けの若手の有望株であるエメット・シーハンもマイナーで4登板を消化するなど、この4投手がオールスター前後に戦列復帰する可能性がある。そうなると先発陣は7人になり、佐々木が復帰してきてもそこに割り込むチャンスは簡単ではない。
 佐々木の今季成績は8試合に先発して1勝1敗、防御率4.72、WHIP1.49となっている。

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