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カナダGPはメルセデスのラッセルがVもチームメイトのアントネッリが激しいバトルに激怒して内紛騒ぎに(写真・ロイター/アフロ)
カナダGPはメルセデスのラッセルがVもチームメイトのアントネッリが激しいバトルに激怒して内紛騒ぎに(写真・ロイター/アフロ)

「なんて汚い動きなんだ!」F1カナダGPスプリントでメルセデスのラッセルVも激しいバトルに同僚アントネッリが激怒して“内紛勃発”?…代表は「無線で愚痴をこぼすのはやめろ」

 F1の今季第5戦、カナダGPのスプリントが23日(日本時間24日)、モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、メルセデスのジョージ・ラッセル(28、英国)がポールトゥウィンで優勝した。6周目にチームメイトのキミ・アントネッリ(19、イタリア)とタイヤが接触するほどの激しい攻防を展開。無線で「何て汚い動きなんだ」とラッセルに怒りを露にし、3位に終わったレース後も不協和音を漂わせたアントネッリを、トト・ウォルフ代表(54、オーストリア)が「無線で愚痴をこぼすのはやめろ」と一喝する異例のひと幕もあった。

 アントネッリは3位も

 今季絶好調のメルセデスに不協和音が生じた。
 カナダGPのスプリントをラッセルがポールトゥウィンで制し、第2戦の中国GPに続く2勝目をあげた直後。2番グリッドからスタートするも、マクラーレンのランド・ノリス(英国)に抜かれて3位でレースを終えたアントネッリが露にした不満を、英国のF1専門メディア『F1 OVERSTEER』が伝えた。
「正直言って厳しい戦いだった。(ラッセルを)抜こうとして並んだところで押し出されてしまった。その後にターン8で大きなバンプに入り、ロックアップしてしまってレースそのものを危うくした。あれはペナルティに値する。仕方がない、では済まされない。しっかりと振り返っておく必要がある」
 メルセデスの内紛勃発と映りかねない場面は6周目に訪れた。
 先頭のラッセルが第1コーナーに差しかかったところで、アントネッリがインを突いて仕掛ける。両車のタイヤが接触するほどの激しい攻防。しかしながらラッセルも譲らず、アントネッリは一時的にコースアウトを余儀なくされた。
 直後にアントネッリは、無線を介して担当レースエンジニアのピート・ボニントン氏へ「何て汚い動きなんだ」とラッセルへの怒りを露にした。ボニントン氏が落ち着くように呼びかけても、今季のドライバーズランキングのトップに立つ19歳は「彼が私を突き落としたんだ!」と聞く耳を持とうとしなかった。
たまらずウォルフ代表が「キミ、頼むから運転に集中してくれ」と介入した。その後も何度か無線を介して注意した同代表は、レースを終えても苛立ちを隠せないアントネッリをついに一喝した。英国のモータースポーツ専門メディア『RACEFANS.net』が、異例と言っていい同代表の言葉を伝えている。
「キミ、これについて話すのは今日で何回目だと思っている。無線で愚痴をこぼすのをやめろ。いいか、(メルセデスの)チーム内で話すんだ」
 今季のF1はメルセデス勢がけん引している。
 開幕戦の豪州GPで優勝したラッセルは、前出したように続く中国GPのスプリントも制した。一転して中国GPではアントネッリがポールトゥウィンで初優勝。第3戦の日本GP、第4戦のマイアミGPも制したアントネッリは、F1の歴史上で唯一となる「初優勝から3戦連続のポールトゥウィン」を達成したドライバーになった。
 豪州GPでも2位に入っているアントネッリは、前戦のマイアミGPを終えた時点でのドライバーズランキングで、100ポイントを獲得して堂々のトップに立っている。2位には80ポイントでラッセルが続く状況で、今季の頂点を一騎打ちで争う可能性が高まるラッセルへ、アントネッリがライバル心をむき出しにしてもおかしくない。
 メルセデスでは2016年に、チームメイトであるルイス・ハミルトン(英国)とニコ・ロズベルグ(ドイツ)が激しいタイトル争いを展開。コース上で同士討ちになったレースもあるほど、両者の関係が悪化した苦い記憶がある。

 

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