「なんて汚い動きなんだ!」F1カナダGPスプリントでメルセデスのラッセルVも激しいバトルに同僚アントネッリが激怒して“内紛勃発”?…代表は「無線で愚痴をこぼすのはやめろ」
当時も代表だったウォルフ氏は、今回のスプリント中の無線介入を「エスカレートするドライバー間の不要な対立を防ぐためだ」と説明した。前出の『RACEFANS.net』が、ウォルフ代表のコメントを伝えている。
「メディアは常に『スター・ウォーズ』のような記事を書きたがっていて、実際に(チームメイト同士の対立が)明るみに出ればすぐに大見出しで報じられる。なので、私たちのドライバーを呼び、今後をどう考えているのかを聞く予定だ」
英国の日刊紙『The Guardian』も次のように報じている。
「メルセデスはおそらく今季を通して、2人の所属ドライバーが世界チャンピオンシップをかけて直接対決している問題に対処していかなければいけないだろう」
幸いなのはラッセルが冷静に対処している点だろう。英国のモータースポーツ専門メディア『CRASH.net』が、ラッセルのレース後のコメントを伝えている。
「キミとの戦いは良かった。レース後に2人ともここに立っていてよかった」
スプリントの結果を加えて、ドライバーズランキングにおけるアントネッリとラッセルのポイント差は「18」に縮まった。さらにスプリントから約3時間半後に行われた公式予選で、2人はともに3回目(Q3)へ進出。ラッセルがラストアタックでポールポジションを獲得し、それまでトップだったアントネッリを2番手へ後退させた。24日(日本時間25日)の決勝を、メルセデス勢はスプリントに続いてフロントローからスタートさせる。
ルーキーイヤーの昨季に2度表彰台に立ち、2季目で一気にブレークしている血気盛んな新星アントネッリと、通算6回の優勝だけでなく、昨季は24戦中で入賞23回と抜群の安定感を誇る中堅のラッセル。現時点で最高最強のコンビを擁しているからこそ、メルセデスが抱える悩みはグランプリレースを重ねるたびに深まっていく。

