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福岡が電撃解任した金明輝監督のコンプラ違反内容を具体的に発表した
福岡が電撃解任した金明輝監督のコンプラ違反内容を具体的に発表した

「スタッフを精神的に追い込む発言をした」J1福岡が電撃解任した金明輝前監督の3件のコンプライアンス違反の内容を発表…ライセンスを発行したJFAは「大きな危機感を持って取り組まねば」

 福岡は昨年11月には、金氏との契約を2026-27シーズンまで延長した。直後にJリーグから金氏の数々の行為がコンプライアンス違反に抵触する可能性を指摘され、調査の末に今月4日付で契約を解除し、チームが始動した翌5日に電撃発表していた。
こうした経緯もあり、福岡の発表にはSNS上で厳しい指摘が相次いでいる。
「3件の事例が示されていますが氷山の一角だろうな」
「アビスパはふくやを失ったこの一年で何を得た?」
「結城耕造社長だけが都合よく責任を負わされた感じにしか見えない」
「密室でもない所で、ここまでのことがあって、なんで契約延長したの」
「ライセンスを再交付した日本サッカー協会の責任が問われるべきだ」
 この日は定例のJFA技術委員会も都内で開催され、終了後にはナショナルチームダイレクター(ND)を兼任する山本委員長がメディアブリーフィングを行った。同委員長は金氏の件がこの日の議題には上がらなかったと明かした上で、発行を含めて指導者ライセンスを管轄する技術委員会の見解として次のように語った。
「このような事態になっていることに関しては本当に遺憾です」
 技術委員会によるコンプライアンス講習は、各種ハラスメントに対する一般知識やアンガーマネジメントなどを、マンツーマンで1回につき約3時間を8コマ、約1カ月間に渡って金氏に課している。しかし、結果として金氏へのS級ライセンス再発行は時期尚早であり、もっと言えば誤りだった。山本委員長はさらにこう続けた。
「対処した結果、またこういう状況になったのは本当に残念でしかない。それでもこの講習自体に関しては、弁護士の先生を含めて、連携するさまざまな立場の方々としっかりとブラッシュアップしながら、内容をアップデートしていく必要があると思っている。起こってしまってからではなく、起こらないようにサポートしていく体制作りも含めて、ここに関しては大きな危機意識を持って取り組まなければいけない」
 もっとも、2022年と同じく金氏には厳罰が科されるのか、という問いに対しては、山本委員長は「現時点で仮定の話をするのは難しい」とこう続けた。
「今はJリーグが動いているので、その報告を受けるのがまずはスタートになる。詳細をしっかりと把握してからの話になると思っている」
 金前監督の解任を発表した5日に続いて、福岡が再び激震に見舞われた。秋春制へのシーズン移行前の特別大会、百年構想リーグの開幕が来月6日に迫る中で、サッカー界がコンプライアンス違反を巡って大きく揺れている。

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