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前日の名古屋グランパス戦で”暗黙のルール”を破るゴールを決めたアビスパ福岡のジョルディ・クルークスがSNSで謝罪(写真・アフロ)
前日の名古屋グランパス戦で”暗黙のルール”を破るゴールを決めたアビスパ福岡のジョルディ・クルークスがSNSで謝罪(写真・アフロ)

前代未聞の”紳士協定違反”を犯した福岡のクルークスは謝罪もルキアンは審判団批判…当事者2人がSNSで異なる意見を表明し再び物議?!

 

 アビスパ福岡のMFジョルディ・クルークス(28)が4日に自身のインスタグラムを更新し、物議を醸した前夜の名古屋グランパス戦でのゴールを謝罪した。クルークスは前半21分に同点弾を決めたが、起点になったのは直前の接触プレーで自身が倒れ、名古屋がボールを蹴り出して得たスローインだった。フェアプレー精神を欠いたとして、直後に福岡の長谷部茂利監督(51)が守備放棄を指示。名古屋が勝ち越しゴールを決めていた。

「あのゴールは相手選手へのリスペクトに欠けるもの」

 サッカー界を騒然とさせたゴールが立て続けに生まれた一戦から一夜明けて、最初にゴールを決めたベルギー出身のクルークスが自身のインスタグラム(@jordycroux14)を更新。日本語で綴られた謝罪文をストーリー機能に投稿した。

「まずは昨日のゴールについて皆さんに謝りたいです。あのゴールは、相手選手へのリスペクトに欠けるものでした。ただ、あのプレーは故意的なものではありませんでした。いつも僕を応援して下さっている方なら、僕がフェアで、誰に対してもリスペクトを欠かさない選手であると知ってくれているはずです」

 物議を醸したゴールは、ホームのベスト電器スタジアムに名古屋を迎えた3日の明治安田生命J1リーグ第28節で、福岡が1点を追う前半21分に生まれた。  敵陣の右サイドで得たスローイン。DF前嶋洋太(25)が名古屋ゴールへ向けて投げたボールを、中央から猛然とスプリントしてきたFWルキアン(30)がカット。マイナス方向へ折り返し、詰めてきたクルークスが利き足の左足でゴール右へ叩き込んだ。

 直後に名古屋の守護神ランゲラック(34)が、激怒してルキアンのもとへ詰め寄った。他の名古屋の選手たちも、ベンチの長谷川健太監督(56)も血相を変えている。対照的にルキアンとクルークス以外の福岡の選手たちは、ほとんど喜んでいなかった。

 異例に映る光景の原因は、スローインを獲得した経緯にあった。

 名古屋のDF藤井陽也(21)が自陣でパスのトラップを誤る。こぼれ球に詰めてきたクルークスは、必死にマイボールを保とうとした藤井と激しく接触。勢い余って宙を舞い、背中からピッチに落ちた後にうつ伏せになって倒れ込んでしまった。

 福岡はそのまま攻撃を続行した。しかし、パスをカットしたMFレオ・シルバ(36)が試合中断を促し、タッチラインの外へ蹴り出した。クルークスの状態を気づかい、必要ならば治療を受けさせる時間を設けようという名古屋側の配慮だった。

 幸いにもクルークスは立ち上がり、試合は福岡のスローインで再開された。この場合はフェアプレー精神に基づいた紳士協定で、名古屋へボールを返すのがマナーとなる。

 実際に前嶋はスローインの後に、ランゲラックを指さしていた。相手キーパーに返すという前嶋の意思表示であり、福岡ベンチでも長谷部監督がそれでいいとうなずいていた。しかし、ルキアンだけが異なる考えを抱いていた。

 最終的に2-3で名古屋に敗れてから数時間後の4日未明に、ルキアンは自身のインスタグラム(@luk_091)を更新。ストーリー機能に日本語で「今日の私のプレーに後悔はしていません」と綴り、意図したアシストだったと明かしている。

「私を知っている人なら、私がフェアプレーを支持する男であることを知っているはずです。倒れている選手がいるままプレーが続行、名古屋先制の前に審判がプレーを止めるべきでした。だから、私はあの行為をとりました。(中略)残念ながら、勝利はできませんでした。その上、批判されるのは悲しいです」

 

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