巨人の田中将大が甲子園で対阪神に16年ぶりの勝利で日米通算202勝(写真・スポーツ報知/アフロ)
「マー君は巨人で何勝もできない」酷評してた“辛口”巨人大物OBが日米通算202勝の田中将大を“手のひら返し”の「生き生きしている。最低7勝はいくんじゃないか」復活へ太鼓判
マー君は4月1日の中日戦に続いて早くも2勝目、防御率は2.41の安定感を誇る。
昨季楽天から巨人への入団が決まった際に「巨人では何勝もできない」と、厳しい見解を明かしていた辛口で知られる大物OBの広岡氏は、“手のひら返し”の高評価を与えた。
「昨年はあと1勝に迫っていた日米通算200勝がなかなかできず、投球内容も表情も切羽詰まっていた。それが今年はその重荷が取れたことで生き生きして野球をやっている。楽天時代に肘の手術をしている影響でおそらく昨年はまだコンディションが万全ではなかったのだろう」
田中が、日米通算200勝を果たしたのは昨年9月30日の中日戦。広岡氏はそこで呪縛が解かれ、オフから今季にかけて田中が見違えるように変貌したと見た。
「真っ直ぐが平均して146キロは出ているし、左右、そして低めのコントロールが素晴らしくいい。スライダーとスプリットを低めに投げ分けてくる。そこに質のよくなったストレートがピュっとくるから打者は芯でとらえることに苦労する。特に阪神のようにフルスイングしてくる打者が並ぶ、怖さがあるが粗さもある打線には効果的だ。ヤンキースでエースを張った経験からくる投球術はさすがと言っていい。コンディションさえ維持できれば、今季は最低でも7勝はいくんじゃないか」
巨人のご意見番は、珍しく超甘口の評価。
マー君の目標は7勝なんかじゃない。
「投げる試合すべてに勝つ気持ちでマウンドに上がっています。今日はしっかりと喜んで、また次の登板に向けて明日からしっかり調整していきたいと思います」
そう甲子園に駆けつけたG党に約束した。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)
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