え?マジ?「ロバーツ監督がベンチで爪を切っていた」最速161.5㎞マーク佐々木朗希の”進化”が凄すぎてド軍の指揮官が信頼感の裏返しの余裕行動…「投げる度に良くなる。本物の自信だ」
ドジャースの佐々木朗希(24)が5月30日(日本時間31日)に本拠地でフィリーズ戦に先発し、5回⅓で84球を投げ3安打1失点、7奪三振の好投で防御率を4.93から4.59へと下げた。8回に救援陣が3失点して3-4と逆転負けしたため勝ち星はつかなかったが、デーブ・ロバーツ監督(53)は「どんどん良くなっている。本物の自信だ」と絶賛。今季最速の最速100.4マイル(約161.5キロ)をマーク、指揮官が佐々木の登板中にベンチで爪を切っていたシーンが信頼感の裏返しとして注目を浴びた。
本塁打王争いトップのシュワーバーを連続三振
佐々木が完全に覚醒した。
昨季の本塁打&打点の2冠王で今季も22本塁打で本塁打王争いで独走しているカイル・シュワーバーを1番に据える強力打線のフィリーズを相手に84球の圧巻ピッチングを披露した。
最速は今季最高の101.4マイル(約161.5キロ)をマークし、フォーシームの平均球速は98.5マイル(約158.5キロ)で、ここまでの平均を1.5マイル(約2.4キロ)上回った。そして何より四球は1回に与えた1つだけだった。
失投はたった1球。2回、先頭のアレク・ボームに1-0からアウトハイに投じたフォーシームをバックスクリーンに放りこまれるも、そこからなんと6回の先頭のジャスティン・クロフォードからフォーシームで7つ目の三振を奪うまで13連続アウトを奪ったのだ。
3回には、第1打席は、フォークで空振りの三振に仕留めていたシュワーバーに3―1の不利なカウントから99マイル(約159.3キロ)のフォーシームを2球連続で投じて空振りの三振。続くトレイ・ターナーはフォークで連続三振に仕留めた。
そして話題となったのが4回のドジャースベンチのあるシーンだった。佐々木は、3番のブライス・ハーパーから始まるクリーンナップを三者凡退に抑えたのだが、この登板中に、なんとロバーツ監督がベンチ内で指の爪を切っていたのだ。
「スポーツネットLA」の中継で解説を務めたドジャースの通算204勝のレジェンド右腕であるオーレル・ハーシュハイザー氏がカメラに抜かれたそのシーンをこう分析した。
「これまでロバーツ監督は1球ごとにダッグアウトの手すりにもたれながら、佐々木を食い入るように見つめていた。でも今は余裕ができたようだ」
ドジャースの専門サイト「ドジャースダイジェスト」のチャド・モリヤマ記者も、Xにその爪を切っている姿の写真を添えた上で、「この試合中にロバーツが爪を切っていたことこそ、佐々木朗希の成長を証明する最高の評価かもしれない」と投稿した。
6回に一死からシュワーバーの止めたバットに当たった打球が不運な内野安打となり、ターナーにフォークをライト前に運ばれ、一死一、二塁となったところでロバーツ監督は交代を告げた。
ベンチへ下がる佐々木に5万人を超える本拠地のファンがスタンディングオベーションを送った。この回は2番手のアレックス・ベシアが後続を断つものの、8回にタナー・スコットが逆転2ランを浴びるなどして、佐々木に勝ち星はつかなかった。
だが、映像メディア「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」によると、試合後の会見でロバーツ監督はそのほとんどの時間を佐々木の称賛に費やした。

