「次やれば井上尚弥に勝てる。12月に再戦をやろう!」中谷潤人“参謀”トレーナーがモンスターとの再戦を熱望…米リング誌に敗戦理由は「仕掛けるのが遅すぎた」と明かす
中谷は、12ラウンドに最後の勝負を仕掛けようとしたが、支配したのは井上だった。
112-116の4ポイント差が2人、113-115の2ポイント差が一人の判定で敗れた。この2ポイント差については井上は「ただ2ポイント差は厳しい。どういうものをポイントに(中谷の)優勢として加えていったのかを知りたい」と納得がいっていない。
エルナンデストレーナーは、井上との再戦を熱望した。
「隠すことは何もない。再戦は“13ラウンド目”のようなものになるだろうし、今回のような様子見や敬意の払い方はしない。我々は今、自分たちが非常に競争力があり、彼に勝てることを理解している。これまで以上にそう感じている」
そう豪語した。
「井上に大きな敬意を抱いているし、彼を世界最高の選手だと考えている。判定勝ちおめでとう。勝者は正しかった。ただし……という思いはある。井上が再戦に応じてくれれば名誉なことだ。それは彼が、ノニト・ドネアに再戦を与えたのと同じことだ。潤人は再戦に値する選手だ」
井上の次戦は来年1月に名古屋のIGアリーナでサウジアラビアの「リヤドシーズン」が開催を計画している日本大会でのバム戦が濃厚となっている。だが、エルナンデストレーナーは「井上が我々に再戦を与えれば、より大きな収益を生み、日本でもロドリゲス戦よりも大きなイベントになると私は考えている。実現することを願っている。そして再戦の方が現実的だとも思う。12月にやろう。そしてより優れた男が勝てばいい」と呼びかけた。
実際問題としてスーパーバンタム級での再戦の可能性は低い。
再戦について井上は「僕的にはそういう望む声があれば第2弾も全然ありかなと」と認めつつ「また違うステージに行くっていうのも選択肢の1つではあると思う」と語っている。
大橋秀行会長も「フェザー級の再戦?おもしろいんじゃないか」と、今後、井上がフェザー級に転級し、ベルトを返上した際に中谷がスーパーバンタム級の世界王者となり、その後、フェザー級に転向すれば再戦の可能性があることを示唆した。
井上は、過去にノニト・ドネア(フィリピン)とだけ再戦経験があるが、これも再戦まで3年の期間が空いている。
エルナンデストレーナーは、12月に再戦が実現しないのであれば、バムがスーパーバンタム級にあげて、井上と対戦する前に「まず潤人と戦い、井上と戦う権利を得るべきだ。潤人が8ラウンド以内にロドリゲスを圧倒するため、井上戦にはたどり着けないだろう」とも語っている。
バムは6月13日にWBA世界バンタム級王者のアントニオ・バルガス(米国)に挑むが、担当のロベルト・ガルシアトレーナーは、その世界戦に勝ち、3階級制覇に成功すると、井上とのビッグマッチを前にWBO世界同級王者のクリスチャン・メディナ(メキシコ)と、バンタム級での2団体統一戦を行うプランがあることを明かしている。
東京ドームから始まった井上と中谷のライバル物語は今後どんな展開を見せるのだろうか。

