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大谷翔平が7回無失点で3勝目、防御率0.83でリーグトップに浮上(写真・AP/アフロ)
大谷翔平が7回無失点で3勝目、防御率0.83でリーグトップに浮上(写真・AP/アフロ)

「まさにサイ・ヤング級の投球だった」大谷翔平が圧巻7回無失点で防御率0.82で両リーグトップ浮上…投手専念で「本来なら交代」がイニング数伸びて投手最高栄誉の条件クリアの可能性が

 ドジャースの大谷翔平(31)が13日(日本時間14日)本拠地でのジャイアンツ戦に投手専念で先発し、7回105球を投げ4安打8奪三振2四球無失点の圧巻の投球内容で、4点の援護もあり3勝目を手にした。防御率は0.82となり、両リーグトップに躍り出た。チーム内から早くも「サイ・ヤング賞」の声が出始めた。

 大谷は登板時の投手専念に「納得している?そうですね。はい」

 リアル二刀流を封印して投手に専念した効果なのか。それとも2度目のトミー・ジョン手術から2年が経過してその右腕が本格化したのか。
 大谷が圧巻の投球内容でジャイアンツを7回無失点にねじ伏せた。
 得点圏に走者を背負ったのは3度だけ。立ち上がりに二死一、三塁とされたが、ブライス・エルドリッジをインローのスイーパーで三球三振。3回には二死一塁でエリオト・ラモスを打席に迎え、走者がいることを忘れていたのか、セットポジションに入らずボークを取られる珍事が起きた。大谷は、思わず苦笑いを浮かべるも、ラモスをセンターフライに打ち取り得点は許さない。
 4回には圧巻の三者連続三振。4-0で迎えた7回に一死から連打を浴びるも、ドルー・ギルバードをセンターフライに打ち取り、二塁走者のウィリー・アダメズがアウトカウントを間違えたのか、三塁を回っており、ラッキーなダブルプレー。大谷はスコアボードに7つのゼロを並べ、勝利投手の権利を持ったままタナー・スコットにバトンを渡した。
 スコットとカイル・ハートが完封リレー。連敗を4でストップして大谷が3勝目をゲットした。これで規定投球回数に乗り、防御率は0.82となり、両リーグトップに躍り出た。
 MLB公式サイトによると、ナ・リーグで自責点が公式記録となった1912年以降、ドジャースのシーズン最初の7先発としては2番目に低い数字だという。これを上回るのは、1981年に7先発で防御率0.29を記録した“レジェンド”フェルナンド・バレンズエラのみ。同サイトは「もしこの支配的な投球を維持できれば、大谷はバレンズエラが1981年に達成したもう一つの偉業――サイ・ヤング賞受賞――の候補にも名乗りを上げる可能性がある」と伝えた。
 早くもチーム内ではそのサイ・ヤング賞の話題で持ち切りになった。
 映像メディア「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」によると、デーブ・ロバーツ監督は、「ストレートでどんどん攻めていたところが良かった。球に勢いがあった。99マイル(約159キロ)も多く出ていて、打者を圧倒していた。ルイス・アラエスは良い打席をいくつか見せていたが、それ以外はほぼ支配的な内容だった」と絶賛。
 そしてサイ・ヤング賞の可能性について「長年言っているが、投げているときは別人のようだ。サイ・ヤング賞も狙っていると思うし、それはチiームにとっても良いことだ。登板時は完全に自分の世界に入っている。彼は野球界で最高の投手になりたいと思っているし、今まさにそれを実行している」とコメントした。
 大谷がサイ・ヤング賞を獲得するための最大の障害は、試合数とイニング数を確保できるのかという問題がある。二刀流ゆえ、登板間隔をあけねばならないからだ。しかし、登板時に投手に専念することでイニング数は伸びている。これで投手専念となった2試合連続で7イニングをクリアした。
 ロバーツ監督は「(投手専念でなく)もし彼が打者としても出ていたら、あの場面(7回一死一、二塁)で交代させていたと思う。でも今回は打っていなかったし、登板前にも休養があり、次の登板までにも休養が取れる見込みなのでそのあたりの計算もあって続投させた」と明かした。

 

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