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セレモニー的な出場が物議を醸した吉田麻也がアイスランド戦での日本代表の収穫と課題を語り尽くした(写真・AP/アフロ)
セレモニー的な出場が物議を醸した吉田麻也がアイスランド戦での日本代表の収穫と課題を語り尽くした(写真・AP/アフロ)

「W杯前の大事な試合で疑問」か「素晴らしい一歩」か…異例セレモニーが賛否両論の吉田麻也がアイスランド戦の「収穫と課題」を熱弁…「セーフティーなプレー選択が多かった」

「長く代表に呼ばれてきて、若い選手もどんどん入ってくるじゃないですか。その中でトミが初めて呼ばれたときに、初めて『抜かれる』と思いましたし、実際に現実のものになりましたよね。日本が成長する上でそれが正しい道のりだし、トミがステップアップしてビッグクラブにプレーしてくれたことで、次の選手たちの扉がまた開くので」
 アイスランド戦では吉田が自身の象徴だった「22番」を、冨安が「15番」を背負ってプレーした。来たる北中米大会では冨安がついに「22番」を受け継ぎ、チーム事情で2日に合流する鎌田大地(クリスタル・パレス)が「15番」を背負う。
 4年越しの約束がかなう。日本代表の最終ラインを支える存在へ。復活を果たしつつある冨安への期待を込めて、吉田はこう語ってもいる。
「これから『22番』はトミのものです。見て下さい、この体を。頼もしいです」
 吉田はさらにこんな言葉で、代表での軌跡を総括している。
「一番大きいのは、上手い選手たちと一緒に国を背負って戦ってきた思い出ですね。競争もあるし、プレッシャーもあるし、もちろん批判もある。その中でなぜ代表チームがこんなにも素晴らしいところだというのは、やはりプレーしてみないとわからないと思うし、ひとたび離れたらより一層そういうものを感じますよね」
 日本代表に選ばれるだけでも高倍率なのに、4年に一度のW杯代表となればなおさら狭き門となり、だからこそ選ばれた選手たちは魂を震わせる。今回の活動を「自分がW杯に出たい気持ちはあるし、悔しさを押し殺さずに前面に押し出して、ギラギラしながら練習をしてきたつもりです」と振り返る自身の“熱さ”を、初めてW杯に臨む13人を含めたチームで共有できたのも大きな収穫となるはずだ。
「ここからモンテレイでの事前キャンプを経てベースキャンプ地のナッシュビルに入る中でコンディションを高めていって、新しい景色を見るためにも、最高の状態でオランダ代表との初戦を迎えてほしいですね」
代表への誇ると魂を託した吉田は、明日2日に家族がいる米ロサンゼルスへ戻り、同じ大陸内で目標に「優勝」の二文字を掲げる仲間たちの戦いを見届けていく。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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