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日ハムの新庄監督が18番の“偽装スクイズ”で西武を突き放しCSファイナル進出を決めた(資料写真・黒田史夫)
日ハムの新庄監督が18番の“偽装スクイズ”で西武を突き放しCSファイナル進出を決めた(資料写真・黒田史夫)

「連勝してやっと五分なので…」新庄日ハムが十八番“偽装スクイズ”でCSファイナル進出も福岡で待ち受けるソフトバンクとの「2勝アドバンテージ」の“地獄”

 パ・リーグのクライマックスシリーズ・ファーストステージの第3戦(12日・ベルーナドーム)で日本ハムが4-1で西武を振り切り、2勝1敗で3年連続のファイナルステージ進出を決めた。だが今年からCS規定が変わり、リーグ優勝したソフトバンクとのゲーム差が「13」あるため、アドバンテージ「2勝」がホークスに与えられる。“下克上“実現は至難の業なのか。

 「表かな、裏かな…」

 ダメ押しの1点は新庄監督の十八番ともいえる“偽装スクイズ”だった。
 野村祐希の先制タイムリーや万波中正の滞空時間の長い特大の一発で3-1とリードして迎えた7回一死三塁で新庄監督が仕掛けた。その初球。代走の三走、水野達稀にスタートを切らせる仕草をさせた。打者の山縣秀もスクイズの構え。 あわてた篠原響が外角へ外すも、捕手の小島大河がこれを捕れず(記録は暴投)、三走の水野がホームを駆け抜けた。4-1とリードを広げるダメ押しの1点となった。
 スポーツ各紙の報道によると、試合後に新庄監督は「駆け引きは大変。裏の裏をいって表かな裏かなというところで今日は偽装」と自画自賛だった。
 阪神、ダイエー(現ソフトバンク)、ヤクルトで先発、抑えで活躍、パ・リーグの野球に詳しい池田親興氏は、「篠原は高卒2年目の投手で捕手はルーキー。こういう舞台の経験がない中で走者の動きが目に入って慌てたのでしょう。新庄監督はそういう心理をつくのは得意中の得意。選手にも何かがあるという心構えが浸透している」と分析した。
 3位の日ハムが2勝1敗で2位の西武を下してCSファイナルステージ進出を決めた。ソフトバンクへのリベンジ舞台が整ったわけだが、今年はファイナルステージのルールが変わった。
「1位球団とファーストステージ勝者のレギュラーシーズンのゲーム差が10ゲーム以上」、もしくは「ファーストステージ勝者のレギュラーシーズン勝率が5割未満」のいずれかの場合、1位球団に「アドバンテージ2勝」を与えて「5勝先勝の7試合制」で行われることになり、13ゲーム差をつけられた日ハムは、その条件にあてはまる。0勝2敗からスタートすることになるのは厳しい。

 

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