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大谷翔平が6回1安打6奪三振無失点で今季初勝利(写真・AP/アフロ)
大谷翔平が6回1安打6奪三振無失点で今季初勝利(写真・AP/アフロ)

「彼は投球こそが野球の本質だと。サイ・ヤング賞レベルの活躍は普通にやるよ」大谷翔平の初勝利を1号アーチで援護のマンシーが絶賛…“相棒”スミスは「その日の状態で決め球を変えられる」

 ドジャースの大谷翔平(31)が3月31日(日本時間4月1日)、本拠地でのガーディアンズ戦に「1番・投手兼DH」で今季初先発し、6回をわずか1安打6奪三振無失点の圧巻投球でチームの援護もあり、4-1のスコアで初勝利をマークした。今季1号で援護したマックス・マンシー(35)が「サイ・ヤング賞レベルの活躍は普通にやるよ」と絶賛。大谷が配球を任せた捕手のウィル・スミス(31)は「その日の状態で決め球を変えられる」と分析した。ドジャース移籍後初めて開幕からローテー入りした大谷は今季さらなる伝説を作るのかもしれない。

 「大谷は今夜どれだけ気分よく眠れるのだろうか」

 雨が降ろうがヤリが降ろうが大谷は無双だ。
 ロスでは珍しい悪天候の中で今季初のリアル二刀流でマウンドに上がった大谷が6回87球を投げてガーディアンズ打線をわずか1安打の6奪三振無失点に封じた。最速は99.2マイル(約159.6キロ)。
 大谷は、米映像メディア「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」が伝えた試合後の囲み取材で「難しい天候の中でしっかりと6 イニング、決まった球数の中で投げれたのは良かった」と振り返った。
 ピンチは2度。3回に雨で手が滑り、足元が悪い影響もあって2つの四球を与え、二死一、二塁となった。自打球で途中退場したチェース・デローターに代わり守備から出場していたCJ・ケイファスへのカウント1-1からの3球目が、ボールと判定されたが、スミスと大谷がほぼ同時に頭を触ってABS(ストライク・ボールの自動判定システム)チャレンジを要求。成功してストライクに変わるとカーブでバットに空を切らせた。
 4回二死から、この日、唯一のヒットとなる左翼線二塁打を5番のリース・ホスキンスに許したが、続くボー・ネイラーをレフトフライに打ち取り得点は許さなかった。
 6回には二死を取ってから、いよいよ足元が悪くなった影響で4番のカイル・マンザードに四球を与えたとことで、デーブ・ロバーツ監督がベンチを飛びだした。
「最後の打者はホスキンスと決めていた。その打席で最大限の力を出せるよう、マウンドの状態を整えたかった」
 球審にマウンドへの土入れを求めたのだが、大谷は交代だと勘違いするシーンもあった。マウンドが整備される間に、スパイクの裏にこびりついた土を道具を使って落とした大谷は、ホスキンスをスイーパーで三振に仕留めた。二塁打を打たれたのと同じ球種でスイングアウトさせた。大谷の意地が垣間見えた。
 大谷は「左バッター中心だったので配球はウィル(スミス)に任せた。全球種をしっかりと投げられたのが良かった」と、女房役のスミスに感謝の意を示した。左打者を7人並べてきたガーディアンズ打線に対してカーブを効果的に使った。
 ロバーツ監督も「効率的だった。球種の組み立ても良かったし、配球が非常に良かった。ウィルもいい仕事をした。コースの狙い、捕球、サインの出し方、チャレンジの使い方も適切ですべてが良かった」と、スミスのリードを称えた。
 前出の映像メディアによると、スミスは「まずは彼が今どんな状態にあるのかを見ているところ。今夜は本当に良かったですね」と振り返り、配球について、こう説明した。
「球種の組み合わせ自体は昨季とほとんど同じだ。ただ継続して細かい部分を調整し続けている。彼は球種の幅がとても広いので、例えば今日はカーブを多めに使うとか、スプリッターを増やすとかその日の状態で変えられる。つまり、その日の中で何が決め球として有効かを見ながら投げている。今日は普段よりカーブを多めに使っていた。どの球種でもしっかり仕事ができている。いい投球だった」
 そう大谷の自己分析能力の高さを称賛した。

 

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