井上尚弥の“引退プラン”「あと何試合やるの?もうぼちぼち辞めていい。伝説のままいい時にすぱっと」“名参謀”真吾トレーナーが語る…来年1月か2月のバム戦から残り最大で5試合か
プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(33、大橋)の父で専属トレーナーの真吾氏(54)が井上の引退プランについて語った。井上は2日に東京ドームで中谷潤人(28、M.T)を判定で下して絶頂期であることを示したが 真吾トレーナーは「あと何試合やるの?もうぼちぼち辞めていい。伝説のままいい時にすぱっと辞めていい」との心境を明かした。井上の次戦としては来年1月か2月に名古屋のIGアリーナでWBC、WBA、WBO世界スーパーフライ級王者のジェシー“バム”ロドリゲス(26、米国)との対戦計画が練られている。
35歳引退プランは変わらない
東京ドーム「THE DAY」から10日が経過したがまだ余韻が醒めない。それほど井上尚弥と中谷潤人のハイレベルな12ラウンドの戦いは感動と興奮を呼ぶ名勝負だった。
井上が33歳で中谷が28歳。モンスターは世代交代の声を一蹴。真吾トレーナーが「峠が過ぎたなんて声も出ていたそうですが、何を言ってんですか?今がピークですよ」と振り返る試合内容で今が絶頂期であることを示した。
井上は「昨年は4試合戦った。少しゆっくり休みたい」と休養を宣言。大橋秀行会長も年内休養の可能性を示した。とはいえ、サウジアラビアの「リヤドシーズン」の日本大会が来年1月か2月に名古屋のIGアリーナで計画されており、井上はWBC、WBA、WBO世界スーパーフライ級王者のバムとの対戦が濃厚とされている。
真吾トレーナーは「年間4試合はやりすぎなんですよ。もう年2試合くらいのペースでいいですよ」と、年内休養を歓迎した。
井上は、6日に日テレ系のニュース番組「news zero」に生出演し6年前に明言した35歳引退プランについて問われ「変わっていない。いいところを捉えている 6年前の自分は」と2年後の引退を明言した。
そしてこうも続けた。
「年齢ではなくて練習に取り組む気持ちが今までのものとは違うとなった時(に引退する)。これまで追い込めて準備して挑めていたものが『なんかこれぐらいしか準備せずに試合に挑んでしまった。なんかギリギリで勝てちゃった』、そういうのは自分は嫌なんです。妥協する気持ちが入ってきてしまったら35歳になってなくてもきっと辞める」
そしてフェザー級挑戦に向けては「視野には入れていますけど、それがいつなのか、本当にフェザーに挑戦するのか。大橋会長、父としっかりと相談して(決めたい)。階級制のスポーツですので(すでに)骨格を飛び越えた階級にきている。そこから上げるのは勝ち負けではなく危険を伴うので慎重になって決めたい」と語るに留めた。
真吾トレーナーは元々「30歳で引退して欲しい」という考え方だった。しかし、井上が3階級制覇を果たし、破竹の勢いでWBSSで優勝し、バンタム級で4団体統一を成し遂げるなど、試合の度に成長、進化を見せるようになると「35歳引退」に延長した。
引退まであと2年あるが、真吾トレーナーは「もうぼちぼち辞めていい」との親心を明かした。
「そのことについて本人とは話していないが、あと何試合やるの?もういいですよ。伝説のまま、いい時にすぱっと辞めていい」

