• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 北中米W杯を“左シャドー”三笘薫が不在で森保ジャパンは勝てるのか…ボランチを4人に減らしてFWを1人増やす緊急措置…代役候補に21歳の塩貝健人と20歳の後藤啓介を選出
森保監督はメンバー発表の際、三笘ら漏れた選手のことを思い涙ぐんだ
森保監督はメンバー発表の際、三笘ら漏れた選手のことを思い涙ぐんだ

北中米W杯を“左シャドー”三笘薫が不在で森保ジャパンは勝てるのか…ボランチを4人に減らしてFWを1人増やす緊急措置…代役候補に21歳の塩貝健人と20歳の後藤啓介を選出

 日本サッカー協会(JFA)は15日、都内のホテルで6月11日開幕のW杯北中米大会に臨む日本代表メンバー26人を発表し、直近のプレミアリーグで左ハムストリングを痛めたMF三笘薫(28、ブライトン)が落選した。記者会見に臨んだ森保一監督(57)は「大会期間中の復帰は難しいと、メディカルスタッフから報告を受けて断念しました」と目を潤ませながら理由を説明した。歴史的初勝利を挙げた3月のイングランド代表戦で決勝ゴールをマークするなど、代役の効かない攻撃陣の大黒柱の三笘を欠いた陣容で森保ジャパンは大丈夫なのか。

 

 メディカルスタッフから「大会中復帰は難しい」と報告

 ひな壇の中央にいた森保監督が目を潤ませた。
 都内のホテルでJFAの宮本恒靖会長、山本昌邦技術委員長兼ナショナルチームダイレクターとともに臨んだ記者会見。自ら一人ずつ名前を読み上げる形で、来月11日に開幕するW杯北中米大会に臨む日本代表メンバー26人を発表した直後の光景。涙ぐんだ理由を問われると、情に厚い指揮官はこんな言葉を紡いでいる。
「W杯の舞台に立ちたい、という思いをかなえてあげられなかった選手たちを考えると、感情のところで少しコントロールできない部分が出てきました」
 夢をかなえられなかった選手の一人に三笘がいる。
 3人のGKと9人のDFが年齢の高い順から読み上げられた直後。一緒くたにされた総勢14人のMFとFWで、同じく年齢の降順にキャプテンの遠藤航(リバプール)、伊東純也(ゲンク)、鎌田大地(クリスタル・パレス)がまず発表された。
 次に読み上げられたのは、招集されていれば鎌田に続く三笘ではなく小川航基(NECナイメヘン)。プレミアリーグでプレーする三笘の落選は、英国の公共放送『BBC』やスポーツ専門放送局『sky sports』でも速報された。質疑応答で三笘を選外にした理由を問われた森保監督は、次のように答えている。
「大会期間中の復帰は難しいと、メディカルスタッフから報告を受けて断念しました」
 三笘は9日のウルヴァーハンプトン戦の後半10分に、後方からのロングボールを巧みにトラップし、さらに前へ抜け出そうと加速した直後に自らプレーを中断。左太ももの裏を左手で押さえ、その場に仰向けになって倒れ込んだ。
 ピッチ上で治療を受けた三笘はそのまま交代した。ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督(ドイツ)は、14日の定例会見で「三笘は最後の2試合を欠場する」と明言。その上で三笘のW杯出場にこう言及していた。
「日本サッカー協会と連絡を取り合うが、W杯に関してはまだ確信が持てない」
 森保監督はすでに欧州へ派遣していた、ドクターを含めた代表のメディカルスタッフを三笘のもとへも向かわせた。信頼を置くスタッフからの報告に加えて、指揮官自らも三笘と連絡を取った上で、断腸の思いを込めて決断を下した。
「これまでの活動でいうと、三笘がチームの大きな存在だと日本代表を応援して下さる方も、対戦国のチームスタッフも認識していると思います。いろいろな方がチームとしてマイナスの要因がある、圧力が少し下がったと感じるところはあるかもしれません。我々にとっても大きな痛手ですが、本人が一番痛くて辛い思いをしています。これまでの代表チームへの貢献に感謝するとともに、少しでも早く落ち着いて、思い切ってプレーできると思えるような状態に戻ってほしいと思っています」
 三笘の心中を慮った森保監督は、さらにこんな言葉を紡いでいる。
「我々のチームには『誰が出ても勝つ、誰が出ても機能する』というチームコンセプトがありますし、今回のW杯に向けて選んだ26人の選手たちが今現在のベストだと思っています。誰がいないから結果や成果が得られない、ということではなく、これまで通りチームの総合力で戦い、チーム全員で成長を追い求めていくところは、今回のW杯でも結果をもってみなさんに見ていただければと思っています」

 

関連記事一覧