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村上宗隆は試合前に鈴木誠也と旧交を温めた(写真:USA TODAY Network/アフロ)
村上宗隆は試合前に鈴木誠也と旧交を温めた(写真:USA TODAY Network/アフロ)

「ここまで通用するとは思っていなかった。私の見方が間違っていた」Wソックス村上宗隆16号&17号でジャッジを抜き本塁打王争い単独トップの活躍に辛口の球界大御所が懺悔?!

 ホワイトソックスの村上宗隆(26)の勢いが止まらない。16日(日本時間17日)、本拠地カブス戦に「2番・一塁」で先発出場し、3回、5回に16号&17号の2打席連続アーチを放ち、ア・リーグの本塁打争いでヤンキースのアーロン・ジャッジ(34)を抜き単独トップに躍り出た。打率は.236と苦しく三振数もア・リーグワースト1位だが、出塁率、長打率、OPSは高くチームのア・リーグ中地区での首位争いに貢献している。巨人OBでヤクルト、西武で監督、ロッテではGMも務めた広岡達朗氏(94)は「ここまで通用するとは思っていなかった」と自らの考えを改めた。

 ベンチでは魔法の儀式も

 村上旋風が止まらない。
 鈴木誠也と旧交を温めた本拠地でのカブス戦の3回の第2打席にジャームソン・タイヨンのチェンジアップを左中間スタンドへ運んだ。7試合ぶりの16号で、本塁打王争いでジャッジに並ぶ。さらにリードが5点差に広がった5回だ。今度はアウトハイに投じられたストレートを引っ張った。打球は、バックスクリーンの右へ飛びこむ、飛距離130メートルの特大2ラン。メジャー初の2打席連続1試合2本塁打の固め打ちでジャッジを追い抜いた。
 ベンチでは、同じ年のマイケル・バシル投手に“謎の杖”を使って、魔法をかけられるという儀式を受けた。村上はその効果を「100%」と口にしている。今やチームのムードメーカーであり、堂々の主砲。
 日本選手の1年目の本塁打数では2003年の松井秀喜(ヤンキース)を抜く17本目で歴代3位となった。
 45試合を終えた時点で打率は.236で、三振数はエンゼルスのザカリー・ネトに並ぶリーグワーストの65ではあるものの、17本塁打、出塁率.376、長打率.567、OPS.943の数字をマーク、最下位が定位置とされていたチームの ガーディアンズとのア・リーグ中地区首位争いに貢献している。
 ロッテ時代にGMを務め、ボビー・バレンタイン監督を招聘するなど、実はメジャーの野球に詳しい広岡氏も目を丸くした。
「正直、村上はここまで通用するとは思っていなかった。空振りが多いし、日本でもエース級の速いボールには苦しんでいたので、ましてメジャーのパワーピッチャーには苦労すると思っていた。ブルージェイズに入った岡本に比べて体も小さく見えていたからね」
 球界大御所の見立ては、メジャー球団の評価に似ていた。
 メジャーのスカウトも、ここ2年、36%にものぼっていた空振り率の高さと、150キロ後半のストレートに対応できないことを問題視していた。未知の部分が多いため、長期契約をオファーする球団は出てこず、村上はホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億円)の短期契約を結んだ。

 

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