• HOME
  • 記事
  • 格闘技
  • 「メンタルはズタボロ」亀田京之介のWBA暫定世界戦など組まれた5月23、24日「SAIKOULUSH」キルギス大会が「適切なファイトマネーが担保できず」中止で出場選手が沈痛心境
亀田京之介がWBA暫定世界戦へ挑む予定だったキルギス大会が中止
亀田京之介がWBA暫定世界戦へ挑む予定だったキルギス大会が中止

「メンタルはズタボロ」亀田京之介のWBA暫定世界戦など組まれた5月23、24日「SAIKOULUSH」キルギス大会が「適切なファイトマネーが担保できず」中止で出場選手が沈痛心境

 プロボクシングの元3階級制覇王者、亀田興毅氏(39)がファウンダーを務める「SAIKOULUSH」の運営主催者は17日、キルギス共和国のビシケク市で5月23、24日に開催予定の大会を中止することを発表した。「経済情勢の変化や現地における興行・設営コストの想定以上の高騰により」興行を実施する資金を用意できなかったのが理由。24日には亀田京之介(27、MR)が出場するWBA世界フェザー級暫定王座決定戦、佐野遥渉(23、LUSH)がWBA世界スーパーフライ級暫定王者に挑む世界戦が予定されていた。延期そして中止となった佐野は「メンタルはズタボロ」とXに投稿。運営責任者は謝罪コメントを発表したが、見通しの甘さで出場選手やファンを裏切った責任は重たい。また6日6日に愛知県国際展示場で開催予定のIBF世界フライ級王者の矢吹正道(33、緑)の防衛戦をメインにした「SAIKOULUSH」愛知大会は豪華カードが並び、キルギス大会よりさらに資金のかかる興行だけに開催を危ぶむ声があがっている。

 「苦渋の決断に至りました」

 キルギス大会の中止が正式決定した。
 大会主催者である「SAIKOULUSH」が発表したプレスリリースによると、中止理由は、「昨今の急激な経済情勢の変化 や、現地における興行・設営コストの想定以上の高騰により、当初の事業計画を維持することが 極めて困難な状況となりました」というもの。
 米国とイランの国際紛争が解決しておらず、その好転しない国際情勢が、世界的な経済情勢の悪化を招いているが、その余波が今回のキルギス大会を直撃した。
「運営主催者としてあらゆる資金調達やスキームの再構築を模索いたしましたが、これ以上進行を続けた場合、選手への適切なファイトマネーの支払い、ならびにお客様への安全かつ質の高いイベント運営を担保できないと判断し苦渋の決断に至りました」
 つまり予想外の経済情勢の悪化により資金がショートしたのだ。
 同リリースは「開催を心待ちにされていたファンの皆様、出場に向けて過酷なトレーニングを重ねてこられた選 手や関係者の皆様、そして多大なるご支援をいただいたスポンサー企業の皆様に、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」との謝罪コメントで締めくくられた。
 当初、キルギス大会は4月17日から19日まで3日間にわたって同会場で開催予定だったが、国際情勢の悪化により延期となり、5月23、24日に再セットされていた。
 また今大会のプロモーターを務めた運営責任者である株式会社LUSHの代表取締役である原田萌子氏もコメントを発表。ファンや関係者に謝罪した上で、こう続けた。
「SAIKOULUSHが目指す『新たなボクシングエンターテインメントの創造』というビジョンのもと亀田興毅ファウンダーのアドバイスをいただきながら準備をしてまいりました。しかしながら、運営・財務を統括する弊社において、海外での大規模興行におけるリスク想定や資金計画に甘さがあったことは否めずその全責任は私共にあります。 夢を預けてくださった選手の皆様、そしてファンの皆様の期待を裏切る形となってしまったこと、幾重にもお詫び申し上げます。 まずは関係各所への誠実な対応を最優先で、かつ迅速に行うことをお約束いたします」
 今回の大会中止に至った責任の所在を明確にし、対応善処することを約束した。
 そして「弊社の運営体制を根本から見直し、今回の責任に関して大変重大であることも踏まえ必要な処分も決定次第ご報告申し上げます」と付け加えた。
「必要な処分」とは何を示すのか意味不明のコメントだ。
 大会は、JBCが統括管理しているものではないため、処分対象とはならず、内部処分を示唆しているのかもしれないが、ファンや関係者の信頼を失い、JBCがプロライセンスを発行している選手に迷惑をかけた責任は重たい。

 

関連記事一覧