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ドジャースの2番手アレックス・ベシアの牽制にボーク疑惑(写真・AP/アフロ)
ドジャースの2番手アレックス・ベシアの牽制にボーク疑惑(写真・AP/アフロ)

「悪質だ」「MLBはドジャースを有利に」ド軍ベシアのボーク疑惑を巡ってSNSでファン激怒…監督猛抗議のミジオロウスキーのボーク判定で火に油…では阪神OBの見解は?

 ナ・リーグ優勝決定シリーズが11日(日本時間12日)、ブリュワーズの本拠地アメリカンファミリー・フィールドで開幕、ブリュワーズがドジャースを2-1で下した。勝利したものブ軍ファンを激怒させたのが6回のアレックス・ベシア(30)のボーク疑惑だ。一方で先発のジェイコブ・ミジオロウスキー(24)は監督が猛抗議するボーク判定を受けていただけに火に油を注いだ。専門家に見解を聞いた。

 ベシアの右足が一塁ベースへ向いていない?

 もしブリュワーズが負けていたら、この程度の騒ぎでは済まなかったのかもしれない。1点を争う白熱のゲームだっただけになおさら勝敗を左右するような疑惑の判定は許されない。ブ軍ファンがSNSで怒りの声をあげた問題の判定は、ブリュワーズが2-1の1点リードで迎えた6回にあった。
 無死一塁で、ドジャースの2番手左腕ベシアがカウント2-2から一塁走者のジェイク・バウアーズを牽制で吊り出してアウトにした。だが、この牽制に際に上げた右足を一塁ベースに向かって真っすぐに踏み出していなかったのではないかとのボーク疑惑が浮上したのだ。
 MLB公式野球規則のRule 6.02(a)(3)には「投手板に触れている投手は、ある塁に送球する前に、その塁に向かって直接ステップを踏まなければならない。実際にステップを踏むことなく自由な足を軸にして向きを変えたり、回転したりした場合、あるいはステップを踏む前に体の向きを変えて送球した場合は、ボークとなる。投手は、ある塁に送球する前にその塁に向かって直接ステップを踏まなければならず、その塁に送球するか(ただし二塁を除く)、その塁への送球動作を装わなければならない」とある。
 また公式サイトの解説では「左投手が一塁へけん制する場合、軸足を基準にした45度の線を使い、踏み出す足がどちら側に着地するか」と説明している。
「ピッチング忍者」の呼び名で知られるアナリストのロブ・フリードマン氏は、その映像をSNSにあげて「ボーク?」と疑問を投げかけると怒りの声が殺到した。明らかにベシアの右足は45度の角度を逸脱してホーム方向にステップしていた。
「いつから45度を大幅に超えてもよくなったんだ?」
「もしこれがボークじゃないなら、左投手のボークを判定するのはほぼ不可能だろう」
「ホームプレートからの角度は30度にも満たない」
「これはボークだと思う。右脚が明らかに前に動いている。でも右脚はマウンドを越えていない……つまり走者の立場なら審判にひどい目に遭わされるということだ」
 伏線として4回に先発のミジオロウスキーがボーク判定を受けていたこともあり火に油を注いだ。
 4回二死一塁でミジオロウスキーがセットに入ると、投球モーションに入る前に走者のテオスカー・ヘルナンデスがフライングして二塁へスタート。捕手のウィリアム・コントラレスが指を指してミジオロウスキーに教えた。すぐさまプレートを外したミジオロウスキーが一塁へ投げ慌てて戻ったテオスカーはアウトの判定となったが、球審がボーク判定を下した。場内は大ブーイングに包まれ、ボーク判定は、チャレンジの対象外のためパット・マーフィー監督がジェスチャーを交えて猛抗議したが、判定は変わらなかった。得点圏に走者が進むも、ミジオロウスキーが踏ん張り、カイル・タッカーを三振に仕留めて追加点を許さなかったが、この疑惑の判定があっただけに、なおさらファンの怒りが増大した。

 

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