衝撃の「66」…「佐藤輝明は村上宗隆の完全な後継モデルではない」阪神サトテルのメジャー挑戦の懸念材料は「ボール球に手を出す32.6%」「コンタクト率の低さ」「三塁守備の問題」
阪神は19日、佐藤輝明(27)の今オフのポスティングによるメジャー移籍を容認することを発表した。米メディアは早くもヤンキース、メッツ、ドジャース、フィリーズ、ブリュワーズ、レンジャーズ、カージナルス、ナショナルズが獲得に乗り出す可能性を報じたが、一方でコンタクト率66%などメジャー挑戦の懸念材料も指摘された。35本を放ったホワイトソックス村上宗隆(26)、33本のブルージェイズ岡本和真(30)の成功で日本人野手への評価は上がっているのが果たして…。
早くも8球団が争奪戦も?!
“三冠王”佐藤のポスティング容認は米球界にインパクトを与えた。
MLB公式や「ジ・アスレチック」、「ESPN」、「ニューヨークポスト」など主要メディアが一斉に伝え、ヤンキース、メッツ、ドジャース、フィリーズ、レンジャーズなど各球団の専門メディアが「関心がある」と報じた。
今オフには強打の野手のFA選手そう多くはないため、なおさら注目度が高く現時点で、移籍候補として8球団の名前があがっている。
ただ一方で懸念材料を指摘する報道も少なくなかった。
米「CBSスポーツ」は、「佐藤は左打者であり、村上の完全な後継モデルというわけではない。村上ほどの長打力はなく、四球を選ぶ数もそれほど多くないだろう。三振は多くなると考えられ、長期的には三塁手としてプレーし続ける可能性も高くない」との懸念材料を伝えた。
MLB公式が取材したスカウト評を引用する形で「長期的には三塁手ではなく、両翼の外野手か一塁手としてプレーすることになると考えている」とも報じた。
今季の佐藤のコンタクト率は66%で、MLB平均の77%を下回っており、「今季67%だったブランドン・ロウやジェイク・バーガーと同程度の数字だ」という。
ロウはレンジャーズの左打ちの二塁手で今季は打率 .260、35本塁打、96打点の成績、バーガーはレンジャーズの一塁&三塁を守る右打者で、打率 .228、28本塁打、90打点あった。打率.207だったものの35本塁打を放ち、77打点でチームのポストシーズン進出に貢献した村上は、今季規定打席に到達した打者の中で最下位となるコンタクト率60%に終わっている。
同メディアは「ロウは左打者で、30本塁打を狙えるパワーと、まずまずの四球率を備えている。そのため、打撃面では佐藤と比較するうえで妥当な選手と言える。しかし、佐藤が三塁のポジションに定着できるかどうかは別の問題だ。とはいえ、MLB球団のうち1球団でも佐藤を正三塁手として起用できると判断すればそれだけで道は開ける。また、佐藤は村上より運動能力が高いと見られており、外野手として起用する選択肢も十分にあり、必ず一塁手にコンバートされるわけではないだろう」と指摘した。
レンジャーズの専門メディア「ノーラン・ライティン」は「レンジャースは阪神が出場した日本のクライマックスシリーズにスカウトを派遣していた。NPBで6年間プレーしてきた佐藤の選手としての特徴は、非常に魅力的だ」として上で、まず2026年の阪神でのこういう指標を紹介した。
「ハードヒット率55.3%」
「打球速度の中央値93.8マイル(約151.0キロ)」
「最高打球速度:117.2マイル(約188.6キロ)」
「バレル率:18.4%」
これらはいずれもメジャーの中でもトップクラス。バレル率いたっては、今季の大谷翔平が16.4%だった。

