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エンゼルスの球団売却検討で大谷翔平の去就に注目が集まる。トレードかあるいは大型契約での残留か(写真・AP/アフロ)
エンゼルスの球団売却検討で大谷翔平の去就に注目が集まる。トレードかあるいは大型契約での残留か(写真・AP/アフロ)

エンゼルス球団売却検討で大谷翔平トレードなら移籍先候補は「この5球団」…最有力はドジャースと米報道

 大谷は来年オフにフリーエージェントとなる。

 今オフには契約更改を控えており、長期契約を結ばない場合は、年俸調停に持ち込まれると見られ、その年俸は2500万ドル(約34億円)とも3500万ドル(約48億円)とも言われている。チームは、すでにマイク・トラウト、アンソニー・レンドンなどの大型契約を抱えているため、6年連続負け越しで、今季も地区4位と低迷するチームを再建するために資金を確保するには「大谷との新たな大型契約は避けるのではないか」という予想をする。

 同メディアは、同じく売却を表明しているナショナルズが、今季途中に巨額契約の必要なフアン・ソトをパドレスに放出した例を出した。

 また「最終的に大谷が来シーズン後にどこでプレーするかについての発言権があることは極めて重要だ。彼は“最優先事項は試合に勝つことだ”と公言しており、彼が求める理想のチームからエンゼルスが程遠い位置にいる可能性がある」と、二刀流の活躍が勝利に直結しないエンゼルスに大谷が“三下り半“を突きつける可能性も示唆した。

 トレード有力説を掲げる同メディアは、早くも移籍先として5球団をリストアップした。しかも、その5球団を可能性の高いチームからランク付けしており、その1番目に資金力がありエンゼルスと同じくロスに本拠地を構えるドジャースを上げた。

「ドジャースは、大谷が高校卒業時に契約を試みた日から彼に夢中だった。結局、大谷は日本(日ハム)でプレーすることを選んだが、ドジャースにわだかまりはないだろう。編成部トップのアンドリュー・フリードマン氏は大型トレードを成立させる手法を熟知しており、彼が持つ最高の選手育成組織は、エンゼルスにトップクラスの若手選手を交換相手としてオファーできる条件を揃えている」

 2番目はメッツ。現在、ナ・リーグ東地区のトップで資金力もある。

「メッツには多くの好材料がある。オーナーのスティーブ・コーエン氏は、過去に動いたように再びトップタレントの選手に大金を投入することを厭わないだろう。ビリー・エプラーGMは大谷が最初にエンゼルスと契約した時の(エンゼルスの)幹部だった。そしてメッツはエンゼルスが求めてくるかもしれない素晴らしい若手選手を複数抱えている」

 3番目はカージナルスで、「ソトのトレードの際、カージナルスは、移籍の最終候補の1つとして残っていた。カージナルスは2つのポジションでトップの若手有望株を抱えていて、過去にも、トレードに積極さが見られ、もし大谷が何よりも勝つことに真剣にこだわるのであれば、長期間セントルイスに落ち着くことも悪くないかもしれない」と分析した。

   4番目は名門ヤンキース。

「ヤンキースの思惑を読むのは難しい。大谷の移籍先としては(他のチームもまた同様に)条件に合うが、疑問点はトレードをまとめるために(エンゼルスから交換相手として)要求される若手有望株を手放す考えがあるのかということだ」とし、今季のア・リーグのMVP候補であるアーロン・ジャッジとの契約交渉も影響すると見ている。

 最後の5番目はレンジャーズ。現在、元チームメイトの有原航平が所属しているチームだが、ダルビッシュ有の在籍中も世界一にはなれず5年連続で負け越しを続けている。

「大谷に関連する噂でこの冬に出てくるかもしれない球団は複数あるが、その中でのワイルドカード的球団としてレンジャーズを入れたい。ジョン・ダニエルズ編成本部長を解任したオーナーのレイ・デービス氏とクリス・ヤングGMが、大谷をチームに加えるというまた1つ派手な動きを実行するかもしれない」

 エンゼルスの売却先も含めて大谷の去就が今オフのストーブリーグの最大の焦点となることは間違いなさそうだ。

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