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”親友”井上尚弥(右)の助言でボクシング挑戦を決断した元Jリーガーの山口聖矢(左)がプロテストに一発合格した(写真・山口裕朗)
”親友”井上尚弥(右)の助言でボクシング挑戦を決断した元Jリーガーの山口聖矢(左)がプロテストに一発合格した(写真・山口裕朗)

”親友”井上尚弥の助言でボクシング挑戦を決断した元Jリーガの山口聖矢がプロテストに一発合格…その潜在能力と可能性とは?

 最終的な目標は井上を超えることか?
 少し意地悪な質問を投げかけると、「そうですね、ははは。それはまあ…頑張ります」と大きな笑いで返した。
 最後にサッカーW杯の話を聞かせてもらった。
 関東学院大時代にはディフェンダーとして神奈川大でプレーしていた同年代の“イナズマ”伊東純也と対戦したことがある。
「めちゃくちゃ速かった。後ろからスライディングしてもボールにさえ触れなかった。追いつけないんです」
 ドイツ戦でFWとして先発出場した前田大然は、年代は重なっていないが高校の後輩。それだけにW杯で戦う日本代表への思い入れはある。
 サッカーに詳しくない大橋会長らジムの関係者には、いかにドイツ戦勝利が凄いかということを説明したという。
 12月2日には勝てばグループステージを突破、負ければ敗退という運命のスペイン戦がある。
 元Jリーガーとしての見解を聞く。
「コスタリカ戦の感じだと厳しい。でも次はベストメンバーでやると思う。スペインが(決勝トーナメントでブラジルとの対戦を決勝まで避けるため)2位狙いかもという報道もあった。本気かどうかわからないけれど、そうなればまだチャンスはある」
 シビアな意見だが、それが現実なのかも。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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